WRCスウェーデンの人気スポット、バーガセンステージの「コリンズ・クレスト」。故コリン・マクレーが1995年に披露した「飛びすぎる」ジャンプで一躍有名になり、2008年からはジャンプの飛距離を競う賞典が設定されているため、毎年のように多くの観客でにぎわっている。今年のバーガセンは、2月14日のデイ3にSS14/18に設定された。
これまでの記録はマリウス・アーセン(2010年)とケン・ブロック(2011年)がマークした37m。まず1回目の走行ではアンドレアス・ミケルセン(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)が41mで記録更新。そして午後に入っての2回目の走行では、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20 WRC)がさらに上回る44mの大ジャンプを披露した。コリンズ・クレストではこれまで計測の対象を1回の走行のみに限定していたが、今年から2回の走行をいずれも対象としていた。
「午前の1回目は車体が少し浮いてしまったけど、午後はまっすぐ飛べた」というヌービルは、2013年にも35mを記録してこの年のコリンズ・クレスト賞を獲得している。
「かなりいい着地ができたけど、実はその後のコーナーで進入が速すぎたんだ。でも、とてもいいショーになったし、観客もみんな大好きみたいだしね」