●SS10 Rhondda 2(35.72km)
SS7のリピートステージとなるSS10。SS7ではヒルボネンがベストタイムを奪ったが、ステージは大きなウォータースプラッシュが残っている模様。
SS9終了後、絶好調のローブに対して25秒のビハインドを負ったヒルボネン。マシンがややオーバーステア気味だと語っていたが……SS7の再現なるか。
フォードMスポーツのボス、マルコム・ウィルソンは語る。
「サービスですべてチェックしてみたがマシンに異常はなかった。データでもおかしいところは見つからない。サービスではルーティンのエキゾーストシステム交換を行なったが、外したパーツにも問題は見当たらなかった。ミッコはSS7が終わった後にパワーが落ちた感じがしたと言っていたが、分からないのはその後のステージでも場所によってはセバスチャンよりも速いタイムを出していることだ。ずっとやられているならともかくね。
ひとまず、我々は25秒のビハインドを背負っている。とは言え、20秒差まで持っていければ明日のステージでもまだ勝負はできるさ」
上位陣はほぼステージフィニッシュ。タイムはトップがヒルボネン(19分7秒9)、ローブは2.1秒遅れの19分10秒0。ヤリ‐マティ・ラトバラが3番手タイム(19分13秒8)で続く。ソルドは4番手(19秒17秒4)、P.ソルベルグはステージでミスを犯し13.9秒遅れの5番手タイムでフィニッシュ。以下オジエ、H.ソルベルグ、M.ウィルソンというオーダー。
これでトップふたりの差は22秒9。ヒルボネンがじわりと詰めていったかたちだが、残りの2本でどのような展開が待っているか。追うヒルボネンとしては午前中の二の舞いは避けたいところだ。
PWRC勢はサービスでパワーステアリングの修復を受けたパトリック・サンデルが2番手のエイビンド・ブリニルドセンを20.6秒引き離すトップタイム。以下パトリック・フローディン、ナッサー・アル‐アティヤ、マーク・タッパー、マルティン・プロコップ、新井敏弘、マルティン・セメラドと続く。
●SS10 Rhondda 2(35.72km)終了後の総合順位
WRCトップ8()内はトップとの差
1/S.ローブ(2:12’58″5)
2/M.ヒルボネン(+22″9)
3/D.ソルド(+1’09″9)
4/P.ソルベルグ(+1’37″9)
5/S.オジエ(+4’01″0)
6/H.ソルベルグ(+4’49″3)
7/M.ウィルソン(+5’56″3)
8/J-M.ラトバラ(+7’44″2)
PWRCトップ8()内はPWRCトップとの差
1/E.ブリニルドセン(2:27’58″5)
2/M.プロコップ(+1’58″9)
3/新井敏弘(+3’17″5)
4/M.セメラド(+3’55″0)
5/M.タッパー(+5’03″2)
6/B.スーザ(+5’05″3)
7/G.メイヤー(+15’46″7)
8/P.フローディン(+15’48″3)
この後ラリーカーはリフューエルを挟んでSS11へと向かう。
SS11は日本時間10月25日0時49分スタート予定。
『投票バトル・WRCタイトル争い、ローブvs.ミッコどっちが勝つか!?』途中経過
日本時間23:30現在の投票の集計は以下の通り。
(1)ローブを応援していて、ローブが勝つと思う……34.4%
(2)ミッコを応援しているが、この様子だとローブが勝つと思う……36.5%
(3)ミッコを応援している。そしてミッコが勝つと思う……22.3%
(4)ローブのファンだけど、今回はミッコになると思う……6.8%
と、ローブが今回もタイトルを取ると思う人が7割ほど。ミッコファンの多くは応援をしているものの、「これだけの差があったら……」と若干諦め気味? このステージで2秒詰めたヒルボネンの頑張りを皆さんはどうとらえますか?
投票はこのしたのリンクをクリックすればOKです(これまでリンクとして設定していたアドレスが間違っていましたことをお詫びいたします)
『投票バトル・WRCタイトル争い、ローブvs.ミッコどっちが勝つか!?』
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