2024年WRC第12戦として開催されるセントラルヨーロピアンラリーは、当初発表されていた10月31日〜11月3日の会期を、2週間早めての10月17日〜20日に変更する申請を行ったことを発表した。2月28日のワールドモータースポーツカウンシルで正式に承認される見込み。
昨年、ドイツ・オーストリア・チェコと史上初の3カ国開催を成功させたセントラルヨーロッパ。当初予定されていた会期は万聖節の週末だったが、昨年サービスパークとして使用された場所はすでにほかのイベントにより予約で埋まっていたため、主催者は十分な広さのエリアがある代替地を探すことを余儀なくされたという。今年のサービスパークは、パッサウより南下したカルプフハムにあるバイエルン州最大の展示場の敷地に設置される。ここは、2017年まで、セントラルヨーロピアンラリーの前身であるドイツラリー選手権(DRM)3シュテット・ラリーが拠点としていた場所だ。HQとメディアセンターは、隣接したホテルに置かれる。
主催者は「自治体と主催者による建設的な話し合いにより、代替地を見つけることができてうれしく思う。素晴らしいサポートを行ってくれたパッサウ市にも感謝を伝えたい。2024年の開催でも、パッサウをラリールートに含めるようにしていきたい」とコメントを寄せている。
今年も3カ国をまたいでのルートが予定され、オープニングセレモニーと最初のステージは10月17日木曜日にチェコのプラハで開催。金曜日はチェコ、土曜日と日曜日は今年もバイエルン州南部のフライウング・グラフェナウ(バイエルンの森)とパッサウにステージを設定。オーストリア州北部のミュールフィアテルとインフィアテルの壮大なセクションに世界最高峰のドライバーたちが挑戦する。