ペター・ソルベルグ「若いドライバーのようなハングリーな気分」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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ペター・ソルベルグ「若いドライバーのようなハングリーな気分」

 

 今週末の2009年WRC最終戦、ラリーGBでシトロエン・ジュニアチームから再デビューを果たすペター・ソルベルグがラリーに向けての心境を語った。

 シトロエン・クサラWRCからC4WRCに乗り換え、初陣となる前戦カタルーニャで4位に入賞を果たし、ポイントランキングでも5位につけているソルベルグ。GBでは2002年にWRC初優勝を飾り、2003年には勝ってチャンピオンを決めた。その後04年、05年と4勝を収めている相性のいいイベントだ。もっとも05年はローブに譲られた勝利であり、しかもこれが現時点でのソルベルグ最後の勝利となっている。

「シトロエン・ジュニアは僕にチャンスをくれた。競争力のあるマシンで僕が何ができるかを示す絶好の機会をね。いろんな意味で僕の原点に戻ったような感じがするんだ。だからまるで“自分の存在を周囲に知らしめたい若いドライバー”のようなハングリーな気分だよ。
 セブやミッコとともにトップを争う走りを見せられるだろう。いつだってそうしてきたようにね。速いマシンさえあれば、それは不可能なことじゃない。シトロエン・ジュニアにとってもいい結果をもたらすことができると思っているよ。
 ラリーGBは本当に相性がいいイベントだ。あのコンディションが好きじゃないって言うドライバーもいるけど、僕はいつも楽しんで走っているよ。これまで何度も勝利を重ねているし、02年からはずっとポイント圏内で走ることができている。それにコ・ドライバーのフィル(ミルズ)にとっては地元イベントだ。彼も大勢のサポーターの前で走ることができる。
 ともかくこの1年、いいことも悪いこともあったけど、こうしてチャンスを与えてくれたシトロエンには感謝しているよ。
 それにしてもC4WRCのフィーリングはとてもいいね。マジで感動したよ。まるで夢が現実になったのかのようだった。もっとも、カンペキに自分のものとして馴染ませるにはいくつか学ばなければならないこともあるけどね。すでに何度かグラベルでのテストを行なっているけれど、出だしからとても調子がいいよ。週明けにもいくつかテストの予定があるんだ。とにかくテストでできるだけ走って距離を稼ぐ。そうすればGBへ向けた完璧な準備ができるはずさ。まあ見ていてくれよ」

 シトロエン・ジュニアからGBに出場するドライバーは4人。セバスチャン・オジエ、コンラッド・ロウテンバッハ、アーロン・ブルカルトの3人とともに、ソルベルグはC4のステアリングを握ることとなる。

現在ソルベルグのブログではテストの模様などが続々アップ中。
GBに向けたテストの模様が公開されている。
http://www.pettersolberg.com/



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