10月4〜6日にかけて開催されたPWRC第7戦ラリーオーストラリアで4位に入り、ポイントランキング首位となったアルミンド・アラウジョだが、晴れてPWRCタイトルが確定した。一方でFIA国際控訴裁判所(ICA)はPWRC第6戦アクロポリスでクランクシャフトの規則違反から失格が言い渡されたナッサー・アル‐アティヤの控訴を認めている。
先週金曜日の夜に発表されたICAの調査結果によると、アル‐アティヤのマシンのクランクシャフトは国際スポーツ法典に照らした結果、明確な違反を犯しているものの、スチュワードがバルワ・ラリーチームに課したイベント結果からの除外というペナルティがあまりに厳しすぎるという判断のもと、完走者扱いとしアル‐アティヤを13位(PWRC完走車の最下位)への降格処分としたもの。
これにより、現時点でアル‐アティヤは31点のPWRCポイントランキング2位となり、11点差をつけたアラウジョ(42点)は最終戦GBを前にタイトルを確定することとなった。
ランキング2位は最終戦GBでアル‐アティヤ、マルティン・プロコップ、パトリック・サンデル、エイビンド・ブリニルドセンの4人によって争われることとなる。