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GP2テストにローブが登場。トップから約2秒落ちのタイム

 

 ヘレスでGP2のテストが3日間にわたって行われ、最終日3日目にWRCチャンピオン、セバスチャン・ローブやブルーノ・セナが参加した。

 テスト3日目は午前中は雨が降り、ウエットコンディション、午後には雨が上がり、コースコンディションは回復していったが、午前中は2回、午後は6回、クラッシュなどによりセッションが中断されている。
 DPRからGP2デビューを飾ったローブは、午前のセッションは18位、午後のセッションでは最下位25位にとどまった。コースコンディションが回復した午後のセッションではトップのマーカス・エリクソン(ART)と2秒144のタイム差だった。iスポーツでテストに参加したセナは、午前、午後共に14位タイムをマークしている。

 セナは今回のテスト参加はiスポーツに手伝いを頼まれたためと述べている。一方、ローブは、このテストが決まった経緯を次のように説明している。
「ノガロでのポルシェ・カレラ・カップの際にアルメラで会ったエンジニアのひとりに、10月6、7、8日にヘレスサーキットで行われるGP2のテストに参加するよう勧められた」とローブ。
「僕がもっと経験を積みたいと思っていることを彼は知っていて、DPRチームで乗ることができると教えてくれた」

 レッドブルのスポンサーを受けるローブが、スクーデリア・トロロッソから最終戦アブダビGPにスポット参戦し、F1デビューを飾るのではとのウワサは以前からささやかれており、今回のGP2テストはF1デビューへの準備なのではないかと推測されている。
 ローブの公式サイトにおける、GP2テストへの参加を発表するリリースには次のように記されている。
「もし最終戦アブダビへの参加が実現するなら、そのころにはドライバー(ローブ)は全力で準備を整えていることだろう。レーシングWRCシトロエンおよびプジョー・スポール・エンデュランスのボス、オリビエ・ケネルは、すでにOKを出している。あと足りないのは電話だけだ。どうですか、レッドブルさん?」

 今月初め、シトロエンは来季ローブの残留を正式発表しており、来年ローブがF1に転向する可能性はなくなっている。



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