アバルトは、新たなるコンペティションマシンをサンレモラリーでお披露目する。その名もアバルト500 R3Tである。現在アバルト500アセット・コルセで行なわれているようなワンメイクレースに相当するラリーシリーズを2010年から開催すべく準備を進めているという。
このマシンが該当するR3T規定は、1600ccまでのターボ付きエンジン。現在はプジョー207RCラリーが競技に参戦している。アバルト500R3Tは、コストとパフォーマンスを勘案した結果、プライベートドライバーや若手をターゲットとして据えている。
搭載されるエンジンは1368cc。ギャレット製ターボを装着し5500回転で180馬力を発生させる。6速シーケンシャルギヤボックス、フロントには4ポットのブレンボ製ブレーキキャリパー、OZレーシング製アルミホイール、油圧式ハンドブレーキなどの専用装備が施される。車重は1080kg。