【SUBARU-STI】2009全日本ラリー選手権 第7戦「新城ラリー2009」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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【SUBARU-STI】2009全日本ラリー選手権 第7戦「新城ラリー2009」

 

2009全日本ラリー選手権 第7戦
「新城ラリー2009」
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■開催月日:2009年9月25日〜27日
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◇インプレッサの勝田範彦、逆転して全日本ラリー今季4勝目!

全日本ラリー選手権に昇格後、これまでシリーズ最終戦を飾ってきた新城ラリーだったが、今年は例年に比べて開催時期を2か月前倒しする形での開催となった。新城ラリーは、これまでもデモンストレーションランや同乗走行、トップドライバーたちのトークショーなど、観客サービスの豊富なイベントとして知られてきたが、今年も新井敏弘をはじめ数多くの国内ラリートップドライバーが集結。多くの観客がギャラリーステージやサービスパークを埋めていた。

ラリーはかつて有料道路として利用されていた道路をSSとして設定するハイスピードセクションからコースサイドに木々が覆い茂り、昼なお暗いツイスティで滑りやすいステージとバラエティに富んだ構成となっていた。ドライバーにとって難関ラリーのひとつといえる。また、サービスパーク近くに設定され例年多くのギャラリーを集めるSS1、旧有料道路を使用したSS2、ツイスティなSS3を2ループする形でデイ1を終了。デイ2は4.52kmのSS7、勝負所と思われた今ラリー最長となる12.2kmのSS8を走り、これをもう1ループすることでフィニッシュとなる。

前回、3勝目を手にしたインプレッサの勝田範彦だったが、全日本チャンピオン3連覇のためには今回も落とせない大切な一戦。さらに地元愛知での戦いということもあり、自ずと力が入った。しかし、力み過ぎたか、勝田はセクション1からタイムが伸びずにシリーズでリードを許す奴田原文雄に先行されてしまう。が、サービスでフロントの足まわりをセット変更すると、SS4、SS5と連続ベストタイムをマークして奴田原を追い上げる。SS6こそ奴田原に譲ったが、勝田は約6秒差の2番手で初日を終えることとなった。

デイ2に入り、この2人による首位争いはさらに激化。デイ2オープニングステージはコンマ3秒差というどちらも譲らないタイムでゴール。しかし、続くSS8、このロングステージでラリーは大きく動いた。このリスキーなステージを勝田はフルアタック。操縦性に優れるインプレッサもこの勝田の走りに応え、ここで勝田は奴田原に8.5秒の差をつけるベストタイムで一気に逆転しトップへと躍り出た。 その後も2人による緊迫した争いは続いたが、SS8のリピートステージで奴田原はスローパンクチャーを発生させて後退。これにより勝田は今季4勝目を手にするとともに、2位に入った奴田原とのシリーズポイントを5点縮めて、勝利数でも奴田原の3を上回ることとなった。残り2戦となった全日本ラリー選手権、チャンピオン争いは勝田と奴田原の2人に絞られたが、激しく厳しい戦いが続くだろう。

1. 勝田範彦 SUBARU Impreza WRX STI 1:01’58.9

2. 奴田原文雄 Mitsubishi Lancer Evolution +18.1

3. 横尾芳則 Mitsubishi Lancer Evolution +42.6

4. 杉村哲郎 Mitsubishi Lancer Evolution +1’00.6

5. 福永修 Mitsubishi Lancer Evolution +1’37.0

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