シトロエンは、ペター・ソルベルグが今季最終戦ラリーGBに、シトロエン・ジュニア・チームからノミネートドライバーとして出場することを明らかにした。
3週間前、ソルベルグは、今季最後の2戦、スペインとグレート・ブリテンには2008年型シトロエンC4で参戦することを発表した。
しかし先週になってソルベルグはシトロエンからジュニア・チームでラリーGBにエントリーするようオファーを受けた。これにより、ソルベルグはスペイン戦ではペター・ソルベルグ・ワールドラリー・チームで出場するものの、最終戦ラリーGBではシトロエン・ジュニア・チームで、セバスチャン・オジエと共にノミネートドライバーとして走ることが決定した。
シトロエンは、ローブがドライバーズタイトルを獲得できるよう、ソルベルグがミッコ・ヒルボネンからポイントを奪ってくれることを願うとともに、ソルベルグがフォードとのマニュファクチャーズタイトル争いでもシトロエンの力になってくれることを期待している。
「GBではもちろん優勝を目指して戦う」とソルベルグはWRCオフィシャルサイトにおいてコメントしている。
「先週シトロエンからコンタクトがあって、僕のエントリーのための費用を援助してくれるというオファーを受けた。そういうわけで今回のことが実現したんだ。僕はジュニア・チームのために走るというわけだ。まだ34歳だし、29に見えると言ってくれる人も多いから、全く問題ないよ」
ソルベルグは、まだ来季のプランを決定しておらず、2010年もシトロエンで走ると決めたわけではないと述べている。
「僕は自分自身のラリーをするつもりだ。勝つために死ぬ気でプッシュするよ。僕がいい成績を収めたら、フォードにとってはまずいことになるかもしれないね。どうなるか分からないけど、自分の力を証明するために僕はこのチャンスをつかまなければならないんだ。GBでシトロエンで走るからといって来年フォードでなくてシトロエンを選ぶということではない。まだ何も決まっていないし、何が起こるか分からないよ」
「スペインかGBでC4かフォーカスのどちらに乗るか、十分な時間をかけて選ぶことができなかった。2010年のことを決める前にやるべきことはたくさんあるよ」