WRC第5戦ラリーポルトガルで、コ・ドライバーのスコット・マーティンがペースノートを置き忘れるというハプニングに見舞われたトヨタのエルフィン・エバンス。この時の状況について「マシンの中で特に問題にはならなかった」と主張した。
マーティンは5月17日のデイ2、SS7前のタイムコントロールにペースノートを置き忘れてしまい、この日残りの2SSを、スマートフォンに保存していたスキャンデータでペースノートコールを行わなければならなかった。
「スコットがスマートフォンに(ペースノートを)スキャンしたコピーを持っているという時点で、準備が万端であったことは明らか」とエバンスはラリー中に語っている。
「その面では準備ができていたが、小さな画面でノートを読む準備などできるわけがない。特に最初は自分も少しナーバスになったから、何かしらロスすることになったかもしれない。でも、実際は予想していたよりも、格段にうまくできたんだ。特に、あのステージはよく知っていたから、対応できない理由はなかった。ペースノートより、スマホのバッテリーがなくなる方が心配だったよ!」
「マシンの中では特に問題はなかった。こうしたことは起こり得るものだし、あれこれ言う時間もなかった。気付いた時には、もうタイムコントロールに入っていたからね」
(Graham Lister)