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WRCサルディニア:勝田貴元「ラリーのカギとなるのはSS1」

©TOYOTA

5月31日(金)に開幕するWRC第6戦イタリア、シェイクダウンを終えた勝田貴元に意気込みを聞いた。ラリーは3日間を通じて中間サービスがなく(2日目はタイヤフィッティングゾーンのみ)、初日は4SS、77.82kmをノーサービスで走らなければならない。リスクとプッシュのバランスをどうとるか、その難しさを語っている。

──今回のレッキから振り返っていただけますか?
「ラリーの距離が短くなっているとはいえ、40km程度なのであまり短さは感じませんね。それよりステージ1には新しいセクションが10kmくらいあって、結構ターマックとミックスだったり、すごく狭くて難しいセクションなので、そのあたりがどうなるのか分からないところがあります。あとはこのラリーでは2ループ分をサービスなしに走るので、そういうのが今回のラリーの難しいところだと思います。もちろん、それを予想しながら準備してきてはいますが」

──サービスがないことを考慮に入れての走り、ということになりますよね?
「何かトラブルがあったら最後までその状態を引きずってしまうので難しいのですが、プッシュしないと話にならないですし……。本来であれば初日にもっとステージがあって、出走順が良いうちにタイムを稼げるのですが、今回はステージも短くなって出走順のアドバンテージを使える機会が少ないので、そのあたりをふまえて最初からプッシュしないと翌日以降苦しむと思うので、そのバランスが難しいと思っています」

──どのステージが鍵になりそうですか?
「やはりステージ1ですかね。あとは他のステージはみんな走り慣れていますし、モンテレルノだったり、ウォータースプラッシュがあるステージなどは毎年同じなので、僕よりも走っているドライバーもいますし、そういったSSでどれだけ踏むことができるかというのは難しいと思います。出走順次第だとは思いますが。でも、ポイントとなるのはステージ1かと思います」
(Keiko Ito)



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