WRC第6戦ラリーイタリア・サルディニア(グラベル)の競技最終日、トヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッドの勝田貴元は、前日のメカニカルトラブルによるデイリタイア後に再スタートを果たし、スーパーサンデー6位、パワーステージ5位により選手権ポイント3を獲得した。フィニッシュ後のコメントをお届けする。
──今回、一番学んだことは?
「ラフグラベルでのクルマの状態や、ポルトガルのようにスペースがあればドライビングでアジャストすることもできますがイタリアはとても狭い区間がありクルマが走れるようにしか走れないので、そうしたところでのアジャストの仕方や、セットアップの変え方など、こうした点が、ライバルチームに比べても全体的に負けていると思っています。セブでもかなり苦戦していたと思うので、全体的にかなり厳しかったと思います。そのあたりを踏まえて、今後、ルーズグラベルは今年はもうギリシャしかないので、来年のこのようなラリーに向けて改善していきます。次のラリーからはまた違ったハイスピードのラリーになるので、切り替えてクルマもしっかり準備していきたいと思います」
──やはりハイスピードラリーの方が得意ですか?
「そうですね、自分自身はその方が得意です。ただ、次戦のポーランドは、あまりチャンスはないかと思っています。ほかのドライバーは経験していますが、自分にとっては初めてなので、そのあたりのアドバンテージがかなり大きく響くと思っています。あまり期待しすぎず、自分のペースをうまく見つけて、その後のラトビアに繋がるようなラリーにしたいと思っています」
(Keiko Ito)