2009全日本ラリー選手権 第6戦
「久万高原ラリー」
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■開催月日:2009年9月5日〜6日
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◇勝田範彦、得意のターマックで今季3勝目を獲得!
ラリー北海道から8週間、長いインターバルを経て全日本ラリー選手権第6戦久万高原ラリーが開催された。愛媛県久万高原町にある美川スキー場周辺のステージで行われる久万高原ラリーは、APRCとのダブルタイトルとなっているラリー北海道を除けば、国内最長のステージを有するハードなラリー。今年もほぼ同じ地域で開催されたものの、久しぶりに設定されたステージや初コース、ロングステージを逆走で使用することで、レッキを終えたドライバーたちはステージの印象が大きく変わっていたことに驚きを感じていたようだ。
ラリーはDAY1で5.44kmのステージをリピートしSS1、2とこなして終了。翌DAY2は24.38kmのロングステージを中心にSS1の逆走と新ステージをセットにしたセクションを2ループするというもの。攻防の行方はロングステージの走り如何に掛かっていると言っても過言ではなかった。また、第2戦以来のターマックラリーということもあり、トップドライバーがほぼ姿を見せるなど優勝争いの激化は必至の中、直前のグラベル3連戦の不参加などもあってノーポイントで終えてしまったディフェンディングチャンピオン勝田範彦にとっても、ここはどうしても落とせない一戦となっていた。そのために勝田は長いインターバルを利用して、今シーズンになってグループN用にホモロゲーションを取得したボールベアリングターボへと換装。テストでも好フィーリングを感じての参戦となった。
ショートステージ2本のDAY1は石田正史と奴田原文雄に先行を許したが、その差は4.9秒差の3番手で折り返す。がDAY2に入って反撃を開始。DAY1の最終サービスでハンドリングの調整を行った勝田はDAY2最初となるSS3でベストタイムを叩き出してトップとの差を縮めると、続く24km超のロングステージSS4では石田にコンマ2秒差のセカンドベストをマーク。またここで、奴田原はステージ後半でブレーキの不安を抱えた奴田原がペースダウンしたため、3番手以降に20秒以上のマージンを持った勝田と石田による“マッチレース”の様相を呈することとなった。が、さらにSS5では石田もコースアウトしてしまう。ステージ上に止まっている石田のマシンを見た勝田は優勝を確信して、それ以降のステージではペースをコントロールするものの、4連続ベストタイムで最終タイムコントロールを通過。第2戦以来の優勝を飾るとともに、シリーズポイントでも2番手に浮上。シリーズ3連覇への視界が開ける結果となった。
1. 勝田範彦 SUBARU Impreza WRX STI 1:20:30
2. 奴田原文雄 Mitsubishi Lancer Evolution +1’00.4
3. 福永修 Mitsubishi Lancer Evolution +1’32.3
4. 松岡孝典 SUBARU Impreza WRX STI +1’35.8
5. 杉村哲郎 Mitsubishi Lancer Evolution +2’10.7
6. 榊雅広 Mitsubishi Lancer Evolution +2’22.3
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