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WRCポーランド:ヒョンデは7年ぶり開催の高速グラベルラリーにアンドレアス・ミケルセンを起用

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今週開催されるWRC第7戦ラリーポーランド(グラベル)に、ヒョンデはティエリー・ヌービル、オィット・タナックに加え、アンドレアス・ミケルセンを3台目のヒョンデi20Nラリー1ハイブリッドのドライバーに起用する。ミケルセンのWRC参戦は、4月に開催されたターマックイベント、WRCクロアチア以来となる。

今回が開催80回目となるラリーポーランドがWRCラウンドとして開催されるのは、7年ぶり。それ以外ではERCラウンドとして開催されており、ミケルセンはERC時代に何度も参戦しているほか、WRCラウンドとして開催された2016年に優勝を飾っている。
「チームはポルトガル、サルディニアと好成績を収めており、ポーランドで自分も再び加わることを楽しみにしている」とミケルセン。
「ラリーポーランドは超高速イベントで路面はサンディなので、我々のような安定感があり速いマシンなら轍も効率良く走ることができる。ヒョンデi20Nラリー1ハイブリッドをグラベルの実戦で走ったことはまだないが、イベントの前に2日間走れるので、適切なセットアップを見つけて、トップ争いに加われるように備えたい。このイベントでは走行順も重要で、天気の影響も大きい。週末を通して、いい順位を争っていきたい。ここでは過去、優勝1回、ポディウムに2回上がっているので、今回も好リザルトを収めたいね」

選手権リーダーに立っているヌービルだが、前戦サルディニアでは、今季初めてトップ5入りを逃した。ラリーポーランドでは、このイベントが最後にWRCラウンドとして開催された2017年に、1分半近くの大差をつけての優勝を飾っている。
「ラリーポーランドは、自分がすごく楽しめるイベント。ジャンプやクレストが特徴的な高速グラベルラリーなので、すごくエキサイティングだしとても面白い」とヌービルはイベントの印象を語る。
「ポーランドの道ではテストをまったくしていないので、スタートから適切なセットアップといいペースノートを手にしていなくてはならない。セットアップ的には、たくさんグリップとトラクションを得る必要があるが、今季のほかのグラベルラリーでもそれはあまり変わらないと思う。砂利掃きがどれくらい必要化によって、走行順が先頭であることが大きなアドバンテージにも不利にもなるが、現地に行ってみないと分からない。すべての選手権で高ポイントを獲得できるだけの一貫性と速さは出せると思っている」

5月のポルトガルでポディウムに上がり、前戦サルディニアでは、ヒョンデ復帰以来初めての優勝を飾ったタナック。ドライバーズ選手権では2番手に浮上してポーランドラウンドを迎える。ポーランドでは2016年、優勝したミケルセンに続いての2位でフィニッシュしている。
「ポーランドにはいい思い出があるし、すごく楽しめるラリー」とタナック。
「速度域がとても高く過酷な道で、天気によって大きく状況が変わるが、自分は楽しみにしている。このイベントの性格がとても好きだし、自分がドライビングを学んだエストニアにも似ている。ポーランドでは優勝目前にまで迫ったことがあるが届かなかった。それ以来、何度かポディウムに上がっているので、相性がいいことは分かっているが、まだ改良できる余地も残っている。マシンでいいフィーリングをつかんで、週末を通してプッシュできるように自信を高めたい」

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