WRC第7戦ラリーポーランド(6月27日〜30日、グラベル)は、トヨタのセバスチャン・オジエ/バンサン・ランデ組が欠場することを発表した。オジエとランデは6月25日、SS10/14のレッキ中に一般車との交通事故に遭い、病院に搬送されていた。すべてのレッキカーにはGPSが装着されており、スピードは設定された速度内であったことが確認されている。
オジエのレッキカーと衝突した一般車には2名が乗車しており、オジエと、一般車のひとりはヘリコプターで病院に搬送された。ランデと、一般車のもうひとりは救急車で搬送され、全員に大きなケガがないことが確認された。ランデはその日のうちに退院したものの、オジエは水曜日まで病院で経過観察を行うという。
これにより、オジエとランデはラリーポーランドを欠場。トヨタは代役としてカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組をエントリーする要望を主催者に提出した。イベント主催者は同日現地時間20時35分に審査委員会の決定No.1を発行し、トヨタの要望を認めたことを伝えている。ロバンペラとハルットゥネンは火曜日のうちにポーランドのシマニー空港に到着しており、同日夕方にはラリー拠点となるミコワイキに到着した模様。水曜日と木曜日に、個別のスケジュールでレッキを行うことも認められた。
ロバンペラは、ターマックイベントの準備としてポーランド南部シレジア地方でのテストに参加したことがあるが、ミコワイキを拠点とするラリーポーランドに参戦するのはこれが初めて。