9月6日、デイ2を迎えた全日本ラリー第6戦久万高原ラリー(愛媛)。この日の舞台となるのは24.38km、14.16km、4.98kmの3ステージ。それぞれをリピートして使用する構成となっている。
特にポイントとなるのは24.38kmのSS4/7(美川リバース1/2)と14.16kmのSS5/8(大川嶺)。いずれも高低差があり、タイヤとブレーキの消耗をいかに抑えるかが重要となってくる。
前日をトップで終えた石田正史は順調な滑り出しを見せていたものの、SS5で左リヤにダメージを受け戦線離脱。
すでにSS4で石田に3.8秒差まで詰め寄っていた勝田範彦(スバル・インプレッサWRX STI)がこれでトップに。以降勝田はベストタイムを連発し、最終的にこの日行なわれた6ステージ中5ステージでトップタイムを獲る貫録の走りで今季3勝目。以下、1分0秒4差で奴田原文雄(三菱ランサーエボリューションX)が2位、自己最高位タイとなる3位の福永修(三菱ランサーエボIX)と続く。
現時点でポイントランキングは奴田原が86点でトップ、60点で勝田が2番手に浮上し、3番手は今回ノーポイントに終わった石田正史(53.4点)。選手権をリードする奴田原にとっては、残り3戦、勝田の得意とするターマック戦でどこまで戦えるかが勝負のポイントだ。
次戦の全日本ラリー選手権は9月25〜27日に愛知県新城市を中心に行なわれる。