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トヨタのヤリ‐マティ・ラトバラ代表がWRCフィンランドにGRヤリス・ラリー2で参戦

©WRC PROMOTER

8月1日〜4日に開催されるWRC第9戦ラリーフィンランド(グラベル)が、エントリーリストを発行した。集まった80台には、トヨタのヤリ‐マティ・ラトバラ代表がトヨタGRヤリス・ラリー2で名前を連ねている。

WRC通算18勝を誇るラトバラは、昨年のフィンランドではラリー1スペックのGRヤリスで参戦し、総合5位と好リザルトを残している。
「去年、ラリーフィンランドに参戦した時に、ラリー1マシンをドライブしたフィーリングは本当に素晴らしいものだった」とラトバラ。
「ものすごく楽しかったし、2024年も参戦したいと思わざるを得なかった。みなさんもご存じのとおり、自分はドライビングへの情熱を持っている。GRヤリス・ラリー2は、今季実戦に投入した。そのこともあり、5月に豊田章男さん(TGR-WRT会長)に、ラリーフィンランドで自分がドライブできないかと聞いてみたんだ。彼が自分の情熱を知ってくれているというのもあるが、同時にGRヤリス・ラリー2を理解することが自分にとってかなり重要であるということも理由のひとつだ。自分自身がドライブしたことがあれば、カスタマーにこのマシンを売る時に、この商品についてよりいいコミュニケーションを取ることができるからね」

「昨年、全日本のラリー北海道でこのマシンをドライブしたが、そこからかなり開発を進めているし、この間にクルマはとても進化している。24時間レースの前に章男さんに聞いたら、レースの後に『OK、ヤリ‐マティ、乗っていいよ。自分が現地に行けるかどうかは分からないけど、乗ってもらって構わない』と言ってくれた」

「とてもいい握手ができたし、今は、あのクルマで走れることがとてもいい気分。それに、WRC2の若手ドライバーのレベルを知ることもできる。とてもコンペティティブなカテゴリーになっているからね」

WRCフィンランドでは、ラトバラはWRC2を戦うオリバー・ソルベルグ、ガス・グリーンスミスといった若手や、選手権首位に立つヨアン・ロッセル、ニコライ・グリアジン、GRヤリス・ラリー2でのWRC2初勝利をもたらしたヤン・ソランス、TGR WRCチャレンジプログラム2期生の山本雄紀、小暮ひかるとともに、WRC2部門を戦う。

ラリー1勢では、トヨタは5台のGRヤリス・ラリー1を走らせる。現WRCチャンピオンのカッレ・ロバンペラも、母国ラウンドに参戦。そのほか、レギュラードライバーのエルフィン・エバンスと勝田貴元に加え、セバスチャン・オジエもリストに名を連ねている。さらに22歳の新鋭、フィンランドのサミ・パヤリがラリー1デビューを飾る。

ヒョンデは、ティエリー・ヌービル、オィット・タナックに加え、地元フィンランドのエサペッカ・ラッピを3台目のヒョンデi20Nラリー1のドライバーに起用。ラッピの参戦は、今季3度目となる。Mスポーツ・フォードは、アドリアン・フルモーとグレゴワール・ミュンステールの2名をエントリーしている。

ジュニアWRCとWRC3を通して、ラリー3マシンは25台がエントリー。ジュニアWRCには、選手権リーダーのロメ・ユルゲンソン、ディエゴ・ドミニゲス、テイラー・ギルがエントリーしている。

ラリーフィンランドエントリーリスト



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