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WRCスウェーデン:スーパーSSトップはWRC2のティデマンド

 

WRCスウェーデンは2月12日夜、カールスタッドのスーパーSSで開幕。このSS1は地元スウェーデンのポンタス・ティデマンド(フォード・フィエスタRRC)がトップタイムを叩き出した。

カールスタッドにあるファールエスタッド・トロットコースに設定されたスーパーSSで、RRCマシンを駆るプライベーターのティデマンドは序盤にスタートしたが、1分32秒1のタイムに最も迫ったのは、0.3秒差のマッズ・オストベルグ(シトロエンDS3 WRC)。VW勢トップのヤリマティ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)も0.4秒差、シェイクダウントップのセバスチャン・オジエ(ポロR WRC)は+1.1秒の7番手タイムだった。

順調な滑り出しを見せたティデマンドは「いつも通り、本当に楽しかった」と満足な表情を見せた。「すべてフィーリングがよかった。母国戦をここまで完璧に滑り出せたことは今までなかったよ。応援してくれるスペクテイターがたくさんいたことも、うれしかった。今日は地元の観客を盛り上げることができたんじゃないかな」

一方、Mスポーツ陣営はオィット・タナック(フォード・フィエスタRS WRC)が6番手、エルフィン・エバンスは22番手と出遅れた。

北欧勢有利のスウェーデンで強豪の一人と目されているエストニア出身のタナックは「ちょっとトリッキーなステージで、かなりスリッパリーなところもあった」とコメント。「でもフィーリングはいいし、サプライズもなかった。今日の走りには満足だし、明日のステージを楽しみにしている」

スウェーデン参戦は2度目のエバンスは「ラインを外れるとかなりホイールスピンしてしまった。トリッキーなステージなので、無傷で走り切ることができてうれしいしい。本格的に競技が始まる明日に専念するよ」

WRカー勢を押しのけてラリーリーダーに立ったティデマンドについて、チーム代表のマルコム・ウィルソンは「このスウェーデンで、これほど人気の高いラリーリーダーはいないんじゃないかな」とほくそ笑む。「ポンタスもエミルもWRカー勢をすべて押しのけてトップタイムをマークするという、最高の滑り出しを見せてくれた。この勢いを、WRC2優勝につなげてもらいたいね」

ラリースウェーデン 暫定総合順位(SS1後)
1.ポンタス・ティデマンド(フォード) 1:32.1
2.マッズ・オストベルグ(シトロエン) +0.3
3.ヤリマティ・ラトバラ(フォルクスワーゲン) +0.4
4.ティエリー・ヌービル(ヒュンダイ) +0.6
5.アンドレアス・ミケルセン(フォルクスワーゲン) +0.7
6.オィット・タナック(フォード) +1.0
7.セバスチャン・オジエ(フォルクスワーゲン) +1.1
8.ロバート・クビカ(フォード) +2.0
9.ユーリ・プロタソフ(フォード) +2.2
10.ケビン・アッブリング(ヒュンダイ) +2.5



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