ジジ・ガリは英クラッシュネットのインタビューに対して、もう少しすれば来年のプランを明らかにできると語った。
ガリがラリードイチェラントのアクシデントでWRCから遠ざかってもうすぐ1年が経とうとしている。5速コーナーでコースアウトを喫し、ドライバー側から切り株にヒットしたガリは左大腿骨を骨折、そのまま08年シーズンを棒に振るかたちとなってしまった。
そして現在、彼はすっかりと回復したものの、資金不足により参戦できないという状況に甘んじている。
しかし、彼はWRC復帰への夢をあきらめたわけではない。ミッコ・ヒルボネンやセバスチャン・ローブ、ペター・ソルベルグと同じ舞台で戦うために、スポンサーまわりを忙しくこなす毎日だ。
「参戦資金を得るため、相変わらずスポンサー活動は継続しているよ。ラリーは僕の人生といっても過言じゃあない。なんとかして復帰したいと思っている。既存のスポンサーと何度も何度も交渉を重ねる一方で、新たなスポンサー獲得へ向けても動いているんだ。
最近、ようやく少し手応えが得られてきたと思っている。もともと今年は、フル参戦が叶わなかったら何もやらないつもりだったんだ。スポットで出たり、数戦のプログラムをやるつもりもなかった。もちろんそれは、来たるべき2010年に向けての準備なんだ。
さっきも言ったとおり手応えはあるし、まだはっきりどうなるかは分からないけど、2〜3カ月後にはクリアになるんじゃないかな」
IRC転向の可能性を尋ねられると、ガリは言下にそれを否定した。
「現時点の答えは、ノーだ。もちろん、スポンサー次第の部分もあるけど、あくまで僕の目標はWRCなんだ。さっきも言ったように、それが実現することを願っているよ」