ソルベルグ『今シーズンは予想よりもずっといい』 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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ソルベルグ『今シーズンは予想よりもずっといい』

 

 フィンランドでは惜しくもフィニッシュすることが叶わなかったが、ペター・ソルベルグはリタイア直前までトップのミッコ・ヒルボネンに7.1秒という僅差で2番手を走行していた。

「リタイアしてしまったけど、速さを見せられたことには満足しているよ。ひょっとしたらここ数年で一番速いんじゃないかな? 古いクルマなのにね(笑)。
 最初はラリーごとに計画を立て直さなくちゃならなかった。費用がどのくらいか計算しながらね。でも、本当にうまくいっていると思うよ。実際に結果も残せているだろう? アクロポリスではトップが見えるところまで行き、フィンランドでもリタイアするまではワークス連中の前にいたんだから上出来さ。今シーズンは予想していたよりもずっといい」

 ソルベルグはオーストラリアを欠場し、スペインとGBに向けて対策を考えている。どのマシンで出場するかはまだ決めていないが、少なくとも1戦以上はクサラで出るという可能性も否定しない。第11戦スペインについて聞くと、次のような答えが返ってきた。

「たぶん、僕が乗れるマシンのなかで、クサラは一番のクルマだろう。特にスペインのターマックでドライブするにはね。……つまるところ、クサラで出る可能性が濃厚だということさ。
 そもそも、僕が最近もっとも重要視していたのは、来年の参戦についてのことだ。もちろんスペインだってGBだって、行けなかったオーストラリアだって大切なラリーであることに代わりはないけれど、このシーズン終盤の時期にきて、来年のプランニングはなにより重要なものだと考えている」

「正直なところ、とてもいいスタッフ──妻のパニラも含めてね──に囲まれているから、これでいいかと思うこともないわけじゃない。
 たしかに、結果の残せるラリーをマシントラブルで逃したこともあった。でも、想定していたよりはずっといいリザルトを残せている。もちろん、ハードワークが続いているけど、それと同じくらい楽しいこともたくさんある。チームのみんなは本当にがんばってくれている。それが僕の評価やファンをつなぎ止めてくれているんだ。とても感謝しているよ。
 だけど来年は、勝利を狙えるように何かを変えていかなけりゃならないんだ」



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