キミ・ライコネンは、ラリー・フィンランドでのWRCデビュー戦は残念ながらリタイアに終わってしまったものの、「とても楽しかった」との感想を述べた。
先週末、アバルト・グランデプントS2000で参戦したライコネンは、序盤は慎重に走行するものの、オープニングレグ終盤にはペースを上げ、最後のふたつのステージでは15番手タイムをマーク、初日を総合17位、クラス4位で終えた。土曜もライコネンは好調に走行、SS18後には15位に浮上、クラス表彰台圏内に位置していたが、SS19でマシンを横転させ、リタイアとなってしまった。ライコネンとコ・ドライバーのカイ・リンドストロームには幸い怪我はなかった。
「ワイドになりそうだと思ったけれど、あいにく岩が多くて横転してしまった」とライコネン。
「エンジンにたくさんのトラブルを抱えていたから、いずれにしても完走はできなかったと思う。でもすごく楽しかったし、誰も怪我をしなかったから、いいんじゃないかな」
ライコネンは18ステージ中トップ20のタイムを12回マーク、トラブルを抱えて走行していたSS17とSS18には14番手タイムを記録している。