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ライコネンのWRCデビュー戦、WRCドライバーたちが高く評価

 

 キミ・ライコネンはフィンランド・ラリーでアバルト・グランデプントS2000を駆り、WRCデビューを果たしたものの、デイ2の最終ステージでマシンを横転させ、リタイアを喫する結果となった。しかし経験の浅さを考えれば素晴らしいパフォーマンスであったと、WRCドライバーたちは賞賛している。

 スバルのマッズ・オストベルグがクラッシュを喫した数分後にライコネンが差し掛かり、ライコネンはスバルには当たらなかったものの、マシンは修復不可能なほどのダメージを負い、リタイアせざるをえなくなった。ライコネンにもコ・ドライバーのカイ・リンドストロームにも怪我はなかった。リタイア直前、ライコネンは総合15位、グループNクラス3位を走行していた。

 リタイアに終わったものの、ライコネンのパフォーマンスをWRCドライバーたちは高く評価している。
「彼はかなりうまくやったと思う」と5度のチャンピオン、セバスチャン・ローブは記者会見で語った。
「(ユホ・)ハンニネンや他の優秀なドライバーから1kmあたり1秒ぐらい(遅い)ペースで走っていた。フィンランドではそれはかなり素晴らしいパフォーマンスだ」

 フォードのミッコ・ヒルボネンとヤリ-マティ・ラトバラも、ライコネンのデビュー戦について、ローブと同様の評価をしている。
「僕もセバスチャンと同じ意見だよ」とこのレースの勝者であるヒルボネンは述べた。
「これまでペースノートを使用してラリーに出たのは2回だけだと考えると、彼はかなりよくやったと思う。とてもいいタイムをたたき出していたよね」
「(経験がないことを)考えるととてもよくやったね」とラトバラ。
「コースアウトはしたけれど、僕だって同じ場所でちょっとひやっとしたことがある。あそこは楽なコーナーじゃないし、ああいうことは起こるものだよ」



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