WRCチリ:Mスポーツ・フォード、話題のマルティンス・セスクスを再び起用 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCチリ:Mスポーツ・フォード、話題のマルティンス・セスクスを再び起用

©M-SPORT

今週開催されるWRC第11戦ラリーチリ(グラベル)に、Mスポーツ・フォードは、レギュラードライバーのアドリアン・フルモー、グレゴワール・ミュンステールに加え、母国ラトビアのWRCで大活躍し一躍話題となった若手、マルティンス・セスクスをサードカーのドライバーに起用する。なお、セスクスがドライブするフォード・プーマは、ラリー1デビューとなったWRCポーランドと同様にハイブリッドなしのラリー1となり、マニュファクチャラーズ選手権のポイント対象にはならない。

WRCラトビアでは、自身初のWRCでのステージウインもマークし、終盤までポディウム争いに絡んだセスクス。先週はスペインでフォード・フィエスタ・ラリー2での初参戦も飾り総合2位でフィニッシュするなど、WRCチリでのラリー1マシンでの再戦に向けての準備も着々と進んでいる。
「南米、初めてのチリでラリー1マシンをドライブするのは、もちろんビッグチャレンジ。最高の冒険になると思うし、今回も新しい経験になる。このラリーに向けてしっかり準備しようと頑張っている。オンボード動画を見たり、ヨーロッパの似ているラリーを観たりね」と語るセスクス。
「ノンハイブリッドのマシンなので、ほかよりも少し大変かもしれないけど、今回もハイブリッドなしでも相応のペースが出せることを示す機会にしたいし、いい結果が収められたら、なおいいね。ポーランドとラトビアでマシンを理解した経験は、すごく役立つと思う。もちろん簡単には行かないと思うが、楽しみにしているよ!」

フルモーも、WRCチリの参戦は今回が初めて。今季のグラベルラウンドではここまでポディウム4回、前戦のアクロポリスではパワーステージでトップタイムをマークするなど素晴らしい内容を収めており、南米チリでも爪痕を残そうと意欲を見せる。
「このイベントは、初めての体験になる。昨年のWRCチリの時は、自分はフランスでCanal+のコメンテーターをやっていたんだ! 南米での参戦やチリでの発見、ラリー自体もすごく楽しみにしている。動画を見る限り、かなり高速でスムーズなステージもあるようだが、すごくテクニカルな場所もある。ギリシャのようなラフではないね」とフルモー。
「まだ初めての優勝を達成できていないから、シーズン最後のグラベルラリーでも挑んでいくよ!」

昨年のWRCチリでラリー1デビューを飾ったミュンステール。今年は、1年前の経験を活かして、今季最後のグラベルイベントで活躍することを目指す。
「チリは昨年、初めてラリー1で参戦したイベントなので楽しみにしている。路面はルーズグラベルが多いが、2日目はタイヤの摩耗が信じられないほど高いので、タイヤ選択での戦略が分かれると思うので、興味深いね」とミュンステール。
「速度域の高いラリーだが、山の方に行くとすごくナローな道もあるのでステージは多彩。すごくいいイベントだ」



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