WRCセントラルヨーロッパ:オィット・タナック「ジャパンの戦いも激しくなる」日曜日コメント集 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCセントラルヨーロッパ:オィット・タナック「ジャパンの戦いも激しくなる」日曜日コメント集

©HYUNDAI

WRCセントラルヨーロッパ(ターマック)、フィニッシュ後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。ヒョンデのオィット・タナックは逆転優勝を挙げた結果、チームメイトのティエリー・ヌービルとのチャンピオン争いを最終戦ラリージャパンまで持ち越した。上位が接近した僅差のラリーで精一杯プッシュしたと振り返るタナックは、ジャパンでも同様な激しい戦いになると予想している。

*カッコ内は順位の前日比
*獲得ポイントは 木〜土+日曜日+パワーステージ=合計の順に明記

[ヒョンデ・モータースポーツ]
ヒョンデi20Nラリー1ハイブリッド

オィット・タナック/総合優勝(↑)
日曜日単独順位:4位
獲得ポイント:18+4+0 =22
「今回のラリーは、スタート直後から熾烈な戦いだった。4選手が10秒も離れない接戦だった。コンディションは決して簡単とは言えず、ラリーをとおして一番天気の良かった今日でさえも、予測困難でチャレンジングなコンディションだった。セブ(オジエ)と激しく戦い、猛烈なプッシュをして勝利を手にした。ドライバーズタイトルの可能性も残っているが、マニュファクチャラーズタイトルはトヨタと僅差なので、ジャパンでの戦いも激しいものになると思う」

ティエリー・ヌービル/総合3位(↑)
日曜日単独順位:5位
パワーステージ順位:4位
獲得ポイント:13+3+2=18

HYUNDAI

「全体的にいい週末だった。もちろん、ドライバーズ、コ・ドライバーズタイトル獲得を目指して、このドイツにやってきた。たくさんのファンがステージで応援をしてくれたが、その瞬間を共有することができなかった。とはいえ、チームにとってはまずまずの戦いで、トヨタには2点詰められただけで済んだ。ラリージャパンに向けてドライバーズ選手権での225ポイントはリードに余裕はあるが、信頼できるマシンでトラブルフリーなラリーを戦う必要がある。日曜日は特にそうで、戦い抜くことができれば、これまでの努力にふさわしいタイトルが獲得できると信じている」

アンドレアス・ミケルセン/総合22位(↑)
日曜日単独順位:16位
パワーステージ順位:2位
獲得ポイント:0+0+4=4

HYUNDAI

「金曜日にクラッシュがあり、期待していたほどのリザルトは得られなかった。しかし、それ以外ではこのラリーからたくさん良いものを得ることができた。プッシュしている時はトップに迫るスピードを発揮出来たし、特にパワーステージはそのハイライトとも言える。クロアチアでこのマシンをドライブした時のフィーリングとは別物だ。その時に比べて大きな進歩が得られ、ターマックでのドライビングを楽しむことができた」

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッド

エルフィン・エバンス/総合2位(↑)
日曜日単独順位:2位
パワーステージ順位:3位
獲得ポイント:15+6+3=24

TOYOTA

「それほど悪い週末ではなかった。スコット(マーティン)とともに一番多くポイントを獲得することができ、満足しているし、チームにとってもいいことでもある。常にすごいタイムをマークし続けることはできなかったが、強さを発揮した時もあるし週末をとおして安定していた。ところどころロスはあったものの2位でラリーを終えたことは喜びに値する。マニュファクチャラーズポイントについて言えば、残念ながらいくらか打撃を受けてしまったが、ラリージャパンでの争いの権利が残っているので、大打撃という程でもない」

勝田貴元/総合4位(↑)
日曜日単独順位:1位
パワーステージ順位:1位
獲得ポイント:10+7+5=22

TOYOTA

「この2カ月間の厳しい状況下で多大なサポートをしてくれたチームに、心から感謝しています。厳しいシーズンだったので、ここでいい結果を出せるのかというプレッシャーがありました。無事にスーパーサンデーとパワーステージでの最大得点を獲得し、4位の結果を得ることができました。いい感触でドライビングを楽しめ、結果も得られて非常に満足しています。残るはラリージャパンなので、諦めることなくプッシュしてチームとともにベストを尽くします」

セバスチャン・オジエ/SS17でラリーリタイア

TOYOTA

「今日起きたことについて、チームには本当に本当に申し訳なく思う。ラスト前のステージでの、木々を抜けて行く最初のコーナーで、想定以上に泥が出ていて曲がり切れず外側の木に当たってしまった。ノートクルーは、自分たちの走行前にステージを通る機会がなかったので、自分のノートにはここに関する情報は盛り込まれていなかった。それでも、運転するのは自分だしほかの選手はここでミスをしていないのだから、言い訳にはならない。非常にガッカリしている。特にチームに対しては、とてもいい結果をもたらすことが出来ていたはずだと思うと、なおさらそう思う。3戦連続で、スピードを発揮しつつも結果が伴わないラリーが続いてしまった。エルフィンとタカ(勝田)のおかげで、ラリージャパンでの(マニュファクチャラーズ)タイトル争いのチャンスが残されたので、ジャパンでベストを尽くせるように頑張りたい」

サミ・パヤリ/SS15でラリーリタイア
*マニュファクチャラーズ選手権対象外

「今日最初のステージのあるコーナーで大きくはらんでしまい、運悪く横転してしまった。自分のミスだし、残念でチームに対して申し訳なく思う。この経験から、どうしてこうなったのかを学び、今後に活かしていく必要がある。それまでは、毎日クリーンに走れて週末をとおして確実な進歩があり、とても良かった。マシンの感触は非常に良く、いいタイムが出せたステージもあった。そして何よりも重要な、たくさんのことを吸収した。ラリー1カーでの3戦は素晴らしい経験で、夢が叶いとても楽しむことが出来た。次はラリージャパンで、WRC2の争いに全力を尽くす」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1

グレゴワール・ミュンステール/総合5位(↑)
日曜日単独順位:6位
獲得ポイント:8+2+0=10

M-SPORT

「天候やキャラクターの違うステージでトリッキーなラリーだったが、そんなには悪い出来ではなかった。コンディションの変化にセットアップを改善させ、ラリージャパンへの準備にもなったので、すべてポジティブにとらえている。サルディニアに続く総合5位の成績が得られ、ポジティブな週末になった」

アドリアン・フルモー/総合27位(↑)
日曜日単独順位:3位
パワーステージ順位:5位
獲得ポイント:0+5+1=6

M-SPORT

「金曜日と土曜日にマシントラブルがあり、昨年ラリー2カーで最上位を獲得したようないい結果は得られず、難しいラリーだった。土曜夜にマシンを修復してからは、日曜日最初のステージでベストを記録でき、パワーステージで1点獲得してスーパーサンデーでは3位となるなど、日曜日にいいペースで走れたことは良かった」

ジョルダン・セリデリディス/総合20位(↑)
日曜日単独順位:20位
*マニュファクチャラーズ選手権対象外

M-SPORT

「このラリーには勢いでエントリーしたこともあり、準備は限られていた。ハイブリッド非搭載マシンなので、トップ20でいい感触でフィニッシュすることを目指していた。結果は、特に技術的な面で思ったほどいい出来ではなかったが、土・日曜日はドライビングを多いに楽しむことができたし、目標の20位を達成できた。チームの雰囲気はよく、非常にいい思い出になった」



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