FIAアジア-パシフィック・ラリー選手権(APRC)第4戦
「ラリー北海道」
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■開催月日:2009年7月10日〜12日
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◇コディ・クロッカーが北海道で雪辱、APRC今季3連勝!
FIAアジア-パシフィック・ラリー選手権(APRC)第4戦「ラリー北海道」(全日本ラリー選手権第5戦併催)が7月10-12日、北海道帯広市周辺で開催され、最新型SUBARUインプレッサWRX STIで参戦したモーターイメージレーシングのコディ・クロッカーが優勝。突然の豪雨による影響で大量タイムロスを喫した昨年の雪辱を晴らし、今季3連勝目を飾った。
今年のラリー北海道は、昨年同様に帯広郊外にある北愛国のサービスパークを拠点に、隣接するスーパーSS、帯広から北東に100kmほどの陸別、足寄周辺の林道や牧場のステージ、帯広北部の音更周辺のオープンなステージなどを使用した全18SSが設定。デイ1は、この日だけで総ステージ走行距離 169.74kmとWRC並みの長距離に加え、イベント最長となる28.75kmのロングステージを3回使用するなど過酷な内容となった。
イベントは7月10日金曜日、サービスパークでのセレモニアルスタートに続き、スーパーSS・1回目の走行を行い、翌土曜日から本格的な競技が始まった。金曜日までは激しい雨に襲われていた帯広周辺、土曜日は路面が濡れてはいるものの、時間が経つにつれて乾いていく難しいコンディションとなった。クロッカーは、この日最初の2本でベストタイムをマークし、首位に浮上。その後、三菱の田口勝彦と激しいベストタイム争奪戦を繰り広げた。しかしその田口が、ロングステージ3回目の走行となるSS8でパンクを喫し、約53秒をタイムロス。ここで田口に対し1分以上のマージンを築いたクロッカーは、晴天に恵まれたデイ2に設定された残り約60kmのステージを悠々と走り切り、今季3勝目をマーク。デイ2のボーナスポイントは2に留まったものの、計15ポイントを獲得して、選手権争いでも2位田口に11ポイント差をつけての首位を維持した。
クロッカーのチームメイトであるエマ・ギルモアも総合4位、APRCでは3位でのフィニッシュを決め、初挑戦のAPRCシリーズ参戦で選手権3位と活躍を見せている。また、このイベントには、新井敏弘が新型インプレッサWRX STIでスポット参戦。SS3でコースアウトし、サスペンションアームを破損するトラブルでデイ1を撤退したが、再スタートしたデイ2ではベストタイム3 本を叩き出し、デイ2単独のリザルトでは2位田口に5.5秒差をつけてのトップタイムで貫禄を見せつけた。
APRCの次戦、「マレーシア・ラリー」は8月15-16日に開催の予定。
Pos Drivers Car Time/Diff
1. コディ・クロッカー SUBARU Impreza WRX STI 2:15:05.9
2. 田口勝彦 Mitsubishi Lancer Evolution IX +1:09.9
3. 柳澤宏至 Mitsubishi Lancer Evolution X +2:43.84
4. エマ・ギルモア SUBARU Impreza WRX STI +3:56.1
5. 勝田範彦 SUBARU Impreza WRX STI +6:33.0
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