ラトビアの新星マルティンス・セスクスが、2025年シーズのWRCでフォード・プーマ・ラリー1ハイブリッドのシートについてMスポーツと交渉を継続している。
25歳のセスクスは今年、ポーランドとチリではノンハイブリッド、ラトビアではハイブリッドとそれぞれの仕様でWRCイベントに参戦。母国初開催のWRCラウンドでポディウム争いにも絡む活躍を見せた。
Mスポーツのチーム代表、リチャード・ミルナーは、3回の参戦を通してセスクスのパフォーマンスに感銘を受け、さらに結びつきを強めたいと考えている。セスクスは前戦セントラルヨーロッパにも、交渉のために現場を訪れていた。
「状況を話し合うために訪れたんだ」とミルナー。
「私やチームがどう感じているかは、みんな承知していると思う。今後もマルティンスと活動を続けたいと思っているし、我々が現在交渉を行っている厳選されたドライバーのひとりでもある。今シーズン、我々のチームから参戦したイベントで収めた結果には非常に感銘を受けているし、今でもそのことが頭に残っている。何ができるかを話し合わなくてはならないが、実現するためには我々には予算が必要だということはみなさん理解していると思う。そうしたいという情熱はあるが、今はとにかく話し合いを続けているところだ」