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WRCジャパン:競技2日目のナショナル部門はディディエ・オリオールが首位

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WRC最終戦ラリージャパン、本格的な競技が幕を開けた11月22日はSS2〜SS9の走行が行われ、ナショナル部門はFIT-EASY RacingからトヨタGRヤリスで参戦するWRCレジェンド、ディディエ・オリオールが首位に立った。

この日は、ナショナル部門も波乱が続き、前日の豊田スタジアムSSSでトップタイムをマークした眞貝知志(トヨタGRヤリスDAT)が、サービス後のタイムコントロールで燃料系トラブルに見舞われた。チームはすでに原因を解明してマシンを修復、競技3日目の再スタートを予定している。

さらに、新井敏弘(スバルWRX S4)は、SS2でベストタイムをマークしたもののブレーキトラブルに見舞われ、クルマを労りながらの走りで凌いでいたが、SS4でエンジントラブル。この後に設定されたタイヤフィッティングゾーンでリタイア届けを提出した。新井は土曜日をかけてマシンを修復し、日曜日の再スタートを目指す。SS4では高田幸治(トヨタGRヤリス)も、アクシデントによりリタイアを喫している。

一方、SS5はラリー1のアンドレアス・ミケルセンがコースアウトして道を塞ぎ、赤旗が掲出。以降の車両はオルタネートルートでの走行が指示され、ノーショナルタイムが与えられた。

この日最後のステージは、岡崎中央総合公園を日没後に走行するスーパーSSの2本。ステージ走行の1時間ほど前には小雨も降り始める難しいコンディションとなった。

このトラブル続出の1日を、オリオールは慣れない右ハンドル・Hパターンのマシンで走破。SS2以外のステージをベストタイムで並べ、2番手に続く村田康介に2分近くの大差をつけて首位に立った。

オリオールは「比較的いい一日だった。マシンのセッティングで妥協点を探りながら走った。市販車だが楽しんでいるよ! パンクもしなかったし、何本かのステージでは攻めることもできた。クラスでトップになることができてうれしい。目標はフィニッシュすることだ。コ・ドライバーに『スローダウン、スローダウン!』と言われるけれどね! ファンがものすごく多くて、とてもうれしい。あちこちで止まってサインしている。最後に走ったのは30年前だから、ずいぶんと久しぶりだしね」と喜びを語っている。

JR2クラスは地元岡崎出身の山本悠太、JR3クラスはダイハツ・コペンの相原泰祐が首位に立っている。

WRCラリージャパン ナショナル部門暫定結果(SS9終了時点)
1 ディディエ・オリオール(トヨタGRヤリス) 1:42:15.8
2 村田康介(トヨタGRヤリス) +1:56.8
3 山本悠太(トヨタ86) +5:29.5
4 堀田信(トヨタGRヤリス) +5:34.0
5 佐々木康行(トヨタGRヤリス) +7:11.8
6 相原泰祐(ダイハツ・コペン) +10:26.3
7 平川真子(トヨタ・ヤリス) +11:05.3
8 入江慧士(トヨタ・ヴィッツ) +11:15.5



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