6月30日、アジア・パシフィックラリー選手権(APRC)第4戦/全日本ラリー選手権(JRC)第5戦ラリー北海道のエントリーリストが発表された。主要エントリーは以下のとおり。
APRCでは、モーターイメージ・レーシング、チームMRFタイヤ、クスコ・ワールドラリーチームのレギュラー3チームがエントリー。
目下、優勝争いは第2戦クイーンズランドと第3戦ワンガレイを連勝しているモーターイメージのコディ・クロッカーと、第2戦第3戦と連続2位フィニッシュを果たしている田口勝彦のふたりで争われると考えられている。
田口は昨年のラリー北海道でも優勝を果たしており、波に乗るクロッカーとも互角以上の戦いを見せてくれることだろう。さらに三菱ランサーエボリューションXにマシンをスイッチしたクスコ・ワールドラリーチームの柳澤宏至と炭山裕矢も虎視眈々と上位を狙っていることも忘れてはならない。
これに加え、スポット参戦の新井敏弘、高山短大ラリーチームからインプレッサ(GDB)でエントリーした勝田範彦、ランサーエボIXで出場の鎌田卓麻らが戦いの構図をさらに複雑なものとしている。
一方のJRCに目を転じてみれば、JN4クラスは奴田原文雄、石田正史、石田雅之のランサーエボX勢がやはり3トップ。その後を福永修、吉澤哲也らが追う展開となりそうだ。岩下英一や地元の鎌田恭輔、前戦3位に入った大嶋治夫も健闘が予想される。
今年のラリー北海道は7月10〜12日、3日間にわたり18SS、約230kmで争われる。セレモニアルスタートは帯広の北愛国交流広場で、10日金曜日の18時35分から開始予定。ラリーカーはそのまま隣接する帯広特設ステージに移動し、SS1を走行する。セレモニアルスタートとSS1は観覧無料というのもうれしいところだ。
2009年ラリー北海道 主要エントリーリスト
アジア・パシフィックラリー選手権 | |||
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No. | ドライバー | コ・ドライバー | マシン |
1 | コディ・クロッカー | ベン・アトキンソン | スバル・インプレッサWRX STI |
2 | 田口勝彦 | マーク・ステイシー | 三菱ランサーエボリューションIX |
3 | ガウラブ・ジル | デイビッド・セニアー | 三菱ランサーエボリューションX |
4 | エマ・ギルモア | リアノン・スミス | スバル・インプレッサWRX STI |
5 | 柳澤宏至 | 中原祥雅 | 三菱ランサーエボリューションX |
6 | 炭山裕矢 | 加勢直毅 | 三菱ランサーエボリューションX |
7 | 新井敏弘 | グレン・マクニール | スバル・インプレッサWRX STI |
8 | 勝田範彦 | 足立さやか | スバル・インプレッサWRX STI |
9 | 鎌田卓麻 | 市野 諮 | 三菱ランサーエボリューションIX |
10 | 増村 淳 | 安藤貞敏 | 三菱ランサーエボリューションX |
全日本ラリー選手権 | |||
No. | ドライバー | コ・ドライバー | マシン |
61 | 奴田原文雄 | 佐藤忠宜 | 三菱ランサーエボリューションX |
62 | 石田正史 | 澤田 茂 | 三菱ランサーエボリューションX |
63 | 石田雅之 | 清田恵次 | 三菱ランサーエボリューションX |
64 | 福永 修 | 奥村久継 | 三菱ランサーエボリューションIX |
65 | 吉澤哲也 | 松井博和 | 三菱ランサーエボリューションIX |
66 | 岩下英一 | 高橋昭彦 | 三菱ランサーエボリューションVIII |
67 | 星野 博 | 石田裕一 | 三菱ランサーエボリューションX |
68 | 大嶋治夫 | 井手上達也 | 三菱ランサーエボリューションIX |
69 | 桑田幸典 | 井川宏美 | 三菱ランサーエボリューションVII |
70 | 鎌田恭輔 | 保井隆宏 | 三菱ランサーエボリューションIX |