WRC開幕戦ラリーモンテカルロ、今季もトヨタからラリー1マシンで参戦する勝田貴元。レッキとシェイクダウンを終えた後のコメントをお届けする。
──レッキの時の路面コンディションはどのような感じでしたか?
これまでの3年と比べると、よりトリッキーなコンディションでした。凍結している場所もありました。気温がかなり下がりそうなので、金曜日の午前中が難しくなると思います。ブラックアイスが出ている場所もあるかもしれません。
──そうすると今週末はクレバーな取り組み方が要求されますね。
例年にも増して多くのことが起こる可能性があるので、自分のミスやトラブルを回避してフィニッシュできばいいなと思っています。でも今年のモンテのステージの性格は特に過酷なので、大変になると思います。
──シェイクダウンはどうでしたか?
「タイヤなど、いろいろ試すことができました。悪くはなかったのですが、まだ何がベストなのか、何が正解なのかを探りながら走っています。でも雨になったので、テストではできなかったウェットコンディションでの走りができました。あとは、もう少しアイスが乗ってきた時にどのようなタイヤのフィーリングになるのかがまだ確認できていない感じです。そこは明日、本番でつかんでいくしかないと思っています」
──木曜日のナイトステージが3本に増えましたが、それはプレッシャーも増える要因になりますか?
確かに木曜日のスタートのステージは難しいので、3本になったことでより大きなチャレンジになったと思います。
──チュリニ峠などはレッキの時とコンディションが変わりそうだと言っている人もいました。
そうですね、例年よりも雪が降る可能性が高いようなので、そこはちょっと楽しみですね! 後半、特に頂上のあたりが雪が降りやすく、滑りやすくなっているはずなので、その辺りがどうなるかなと気になります。
(Keiko Ito)