WRC開幕戦ラリーモンテカルロの競技3日目、勝田貴元はこの日走行したSS15までを終えて、6番手のポジションを維持。競技3日目のコメントをお届けする。
<SS12終了後のメディアゾーンにて> 総合6番手
──今季初のステージウイン、おめでとうございます。今日の方がペースをつかめてきましたか?
そうですね、昨日の夜にセッティングを変えて、とても乗りやすくなりました。昨日までは、タイムが悪くなくても、ちょっとパッとしない感じだったのが、大幅に改善されたのが良かったです。
──表情も明るくなったような印象です。
エンジニアたちがいろいろアドバイスをくれています。初日のトラブルと、昨日の午前中のロスが響いているので、そういったところももう少しうまくやっていけたら、そしてトラブルもなければ現在、良い感じでトップ4、トップ5の争いに加わることができたかもしれないので、そこは今後に向けて改善していく部分だと思います。昨日も言ったとおり、今回に関してはあまりストレスを抱えすぎずに割り切っていきたいです。しかし、割り切った中でも良いタイムが出ているので、しっかりと走っていきたいと思います。
──トップ勢にもトラブルが発生したりしていますしね。
いまは6番手で、悪くない順位というか、トップ5はいるべき人がいるという感じなので、明日の最終日に良いペースで走れるように準備していきます。
<SS12終了後のメディアゾーンにて> 総合6番手
──今日の午後の感触はいかがでしたか?
全般的にはいい午後のステージでした。真ん中のステージで1回問題が発生しましたが、それ以外はすべてOKでした。
──右ヘアピンで曲がり切れなかった場所ですよね?
マシンにエラーが出てしまいました。まだ詳しくは分かりませんが、エラーが出たり出なかったりしたので、その後はあまり自信を持って走ることができませんでした。ポイントのことを考えれば、今日トラブルが出た方が、明日出るよりはいいと思ってます。明日は重要な1日になるので、ベストを尽くします。マシンのフィーリング自体はとてもいいです。
──今日抱えていたトラブルは正確にはどのようなものでしたか?
おそらくリヤデフか何かだと思います。サービスではセンサーを変えたりすることになると思います。
──日曜日の結果でプラス10ポイント獲得できるわけですが、ポイント獲得を目指しますか?
全員がプッシュすると思いますし、天候も路面コンディションもとても予想が難しいものになると聞いてみます。もちろんポイント獲得を目指しますが、コンディションが難しくなれば様子を見ながらになるかもしれないので、天気次第だと思います。かなりトリッキーな日曜日になりそうです。
(Keiko Ito)