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©RALLY MIKAWA-WAN 実行委員会
2025年の全日本ラリー選手権開幕戦となるラリー三河湾(ターマック、愛知県)がエントリーリストを発行した。選手権外のオープン、ヒストリックを加えて計81台が並んだ。全日本では、クラス移籍やマシンを変更するクルーも多く見られる。
JN-1クラスでは、チャンピオンの新井大輝(シュコダ・ファビアR5)がコ・ドライバーに2023年のWRCラリージャパンでも組んだ立久井大輝を、今年もLUCK with ROOKIE Racing RALLY Teamから参戦する勝田範彦(トヨタGRヤリス・ラリー2)は保井隆宏を、スバルWRX S4で参戦する新井敏弘は小坂典嵩をそれぞれコ・ドライバーに迎える。
福永修は最新型のシュコダ・ファビアRSラリー2を投入。鎌田卓麻は、マシンをシュコダ・ファビアR5にスイッチし、エントラント名はCastrol with TEINとなっている。
例年以上に激戦区となることが予想されるのが、JN-2クラス。チャンピオンの三枝聖弥は、コ・ドライバーに、昨年まで勝田と組んでいた木村裕介を迎え、スバルWRX STI(VAB)を駆る。また、JN-4連覇を果たした内藤学武が、昨年の最終戦ハイランドの表彰式で表明したとおりトヨタGRヤリスでJN-2クラスに参戦。さらに、JN-5で激しいタイトル争いを演じた大倉聡も、GRヤリスDATでJN-2クラスにエントリーしている。昨年、モリゾウチャレンジカップ(MCC)で初代王者に輝いた山田啓介、山田と好バトルを見せた貝原聖也はカップを卒業してJN-2クラスにエントリーしている。さらにクスコレーシングから、東京工科大学准教授を務めながらレース経験も持つ田村吾郎がGRヤリスで参戦する。
JN-2クラスのサブカテゴリーとして原則25歳以下のドライバーが対象となるMCC(GRヤリス、GRヤリスDAT)も顔ぶれが変わり、TGR WRCチャレンジプログラム4期生の選考会でファイナルまで進出した昨年のニュージーランドジュニア王者のジール・ジョーンズがクスコレーシングから参戦。クスコレーシングからはこのほか、木内秀柾、松原周勢もエントリーしている。TGR-WRJからは、継続参戦の大竹直生に加え、昨年までJN-5クラスや地方戦でラリー経験を積んできた平川真子が参戦。JN-4クラスから兼松由奈が4WDターボにステップアップを果たす。
今年の全日本ラリー選手権で大きな変更となるのが、ハイブリッド車や電気自動車などのAE車両を対象とした環境対応クラス、JN-X。昨年までの1800cc以下対象のJN-6クラスに変えて、排気量2500cc以下にまで範囲が広がり、絶対王者の天野智之がトヨタRAV4を投入する。