[更新日]:
2015年02月11日
【アンドレアス・ミケルセンのWRC奮闘記】第1回スタート!
みなさん、こんにちは!
日本のファンのみんなのために特別に書いた僕の日記へようこそ!
WRCでの僕の大冒険を、皆さんにもっと知ってもらうために
rallyplus.netで日記を書くことにしたんだ。
楽しんでくれるとうれしいな!
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といっても、まずは僕が誰かを説明しなくちゃね。
僕は1989年6月22日、ノルウェーのオスロに生まれた。
以前はダウンヒル(スキー)の選手で、ノルウェーにあるスポーツ選手用の専門学校に通っていたんだ。
スキーではかなりハイレベルなところまでいってたんだよ!
だけど残念ながら僕は膝をケガして、競技を変える必要に迫られた。
そのような経緯で僕はラリードライバーになったんだ。初めてのWRCイベントは2006年のウェールズ。
それから数年は様々なラリーに出て、2012〜13年にはシュコダのドライバーとしてIRCに出場した。
そして両年とも僕はチャンピオンを獲得したんだ。
2013年に僕はフォルクスワーゲン・モータースポーツに加入して、以来このチームに所属している。
マシンはご存じ、フォルクスワーゲン・ポロR WRC。
セバスチャン・オジエとヤリ‐マティ・ラトバラというトップドライバーたちから学ぶことができる幸運に恵まれている。
チームには最高のスタッフも揃っているから、これ以上の環境はないね!
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僕のコ・ドライバーを務めるオーラ・フローネもノルウェー出身なんだ。
彼ナシのラリーは考えられないほどだよ。
お世辞抜きに、オーラは世界一のコ・ドライバーだと思う。
時間は必ず厳守するし、いつも機嫌がよく冷静だ。
コ・ドライバーにとってそれは超重要な事柄だと思っている。
それに笑いのツボも同じなんだ!
これは長い時間をともにする間柄ではけっこう重要なポイントだよね。
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この日記はモンテカルロを終えて、スウェーデンに出発する前に書いている。
僕はいまモナコの小さなアパートにガールフレンドと住んでいて、
彼女とできるだけ長い時間を一緒に過ごすようにしているんだ。
それと、モナコにいる時はティエリー・ヌービルと一緒に過ごすことも多いかな。
僕らは違うチームに所属しているし、競技中はライバルであることをきちんと認識しているけれど、
それ以外ではとてもいい友達だよ!
僕はノルウェーの『イーブン・マネージメント』という会社に所属する5人のドライバーのうちのひとりなんだ。
だから毎月オスロのオフィスで打ち合わせをするために、ノルウェーにもよく帰っているよ。
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モンテカルロの話をしよう。
今回が2度目の出場だったから、正直なところ表彰台に上がるなんて考えてもみなかった。
目標はトップ5で、表彰台なんて夢のまた夢。
難しいラリーだったけれど、慎重な姿勢、リスクを避けたドライビング、正しいタイヤチョイス、
そして素晴らしいマシンという要素がすべて組み合わさって、ポディウムに上がることができたんだ。
もちろん僕の周りにはトップレベルのスタッフばかりで、彼らなしには何もできなかっただろうね。
今回の結果は次戦のスウェーデンにとってとてもいい準備になった。
ノルウェー人としてスノーラリーは得意だから、スタートがとにかく待ち遠しいよ!