ペター・ソルベルグのNEVER GIVE UP! 「王様と僕」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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ペター・ソルベルグのNEVER GIVE UP! 「王様と僕」

 

ペター・ソルベルグのNEVER GIVE UP! 「王様と僕」

マリオ・アンドレッティ、コリン・マクレー、スターリング・モス、ニキ・ラウダ、ジョン・サーティース、リチャード・ペティ、そして僕。

とても長い間、モータースポーツ・アワードを受賞することを夢見てきた。それが昨晩、ついにかなったんだ。

このモータースポーツ界の偉人と共に自分の名前が連ねられるのは、とにかく素晴らしいし、正直、信じられないよ。シーズンの締めくくりとして、これほど完璧なことはないね。とはいっても、まだシーズンは終わっていないんだけど。今週末には、待ち遠しかったレース・オブ・チャンピオンズがあるんだからね!



でもまずは、12月7日の夜、僕に何が起きたのかを話しておこう。

英国のオートスポーツが、ロンドンで開催される授賞式に僕を招待したんだ。モータースポーツ界の人間なら、招待を受けること自体、既に名誉なことなんだ。式の序盤は、席に座って英国や世界各国のモータースポーツの映像を見ていた。素晴らしかったよ。なによりも、ひとつ先の席にはリチャード・ペティが座っていたんだ。あの、キングが、だよ!

それからジェンソン・バトンが壇上に上がり、映像が流れた。主人公は、二つのFIA世界タイトルを獲得した人。

そして、スクリーンに、ブルーとイエローのスバルが映し出されたんだ。そう、僕のことだったんだよ。

信じられない!

2003年、フィル・ミルズと共にインプレッサで世界ラリー選手権のタイトルを獲得した映像を見るのは、感慨深い瞬間だった。そして、今年の世界ラリークロス選手権の映像も流れ始めたんだ。

ジェンソンから賞を受けるのは、最高だったよ。壇上で、軽く会話をして、もしマクラーレンと契約できなかったら、僕のチームから走らない?なんてね。彼はラリークロスでもきっと速いはずなんだぜ。お父さんが速かったんだからね!

オートスポーツのみなさんには、心からの感謝を伝えたい。僕の今季の活躍と2003年の活躍を評価してくれたことは、最高のサプライズだった。

そして僕は、最高のシーズンを今度こそ締めくくるために、レース・オブ・チャンピオンズでも勝利を目指すよ。これからバルバドスに向けて、出発だ!



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