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WRCサファリで無言の抗議敢行のWoRDAがFIAと合意。WRCカナリア諸島では対応再開へ

©Hyundai Motorsport GmbH

ラリーの競技者であるドライバー、コ・ドライバーで構成される世界ラリードライバー連盟(World Rally Drivers Alliance=WoRDA)がFIAと合意に達し、4月24日〜27日に開催されるWRC第4戦ラリーカナリア諸島(スペイン、ターマック)ではステージフィニッシュでの英語でのインタビュー対応を再開する見込みだ。

WoRDAは、2月のWRCスウェーデンでヒョンデのアドリアン・フルモーがライブ中継でのインタビューにおける不適切な発言で1万ユーロの罰金を科せられたことに対する抗議の一環として、3月のWRCサファリでは、ステージフィニッシュでのインタビューには母国語で対応する、あるいはまったく話さないという行動で意志を示した。

WRCのプロモーション部門であるWRCプロモーターは、ドライバーに抗議の場を与えないためにステージ終了時の撮影を中止したことで抗議は裏目に出たが、FIAはWRCサファリでWoRDAのスポークスパーソンであるジュリアン・イングラシアと会談し、解決策を探ることで合意した。イングラシアは、WRCサファリでWoRDAに所属するドライバー、コ・ドライバーに対し、パワーステージではファンやサファリのイベントそのもの、波乱のコンディションなどについてのみコメントを行うことを提案しており、ドライバーたちもそれに応じた格好だ。

関係筋によれば、「ステージ終了直後に勢いで使った汚い言葉は、懲戒処分の対象にはならない」ことが決まったという。
(Graham Lister)

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