RALLY CARS vol.37 RENAULT CLIO MAXI & MAXI MÉGANE – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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RALLY CARS vol.37 RENAULT CLIO MAXI & MAXI MÉGANE

©RALLY CARS

究極の2WDラリーカーを目指したルノー・スポールの野心

1995年、新たに登場したキットカー
4WDターボに真っ向勝負を挑んだコンパクトなクリオ、ベーシックサイズのメガーヌ
進化を続けたルノーのマシンはしかし、志半ばで舞台を降りる
一見すると悲哀に満ちたストーリーにも思えるが
蒔かれた種は後の世に継がれていく
その実情はいかなるものだったのか
満々と野心を湛えた男たちの、気概あふれる物語を振り返ります


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理想と現実のギャップ

RALLY CARS


成熟した自動車業界が成長の踊り場を迎え
WRCにも押し寄せた改革の波のなかで
生まれた新規定を利用して活動拡大を狙い
鼻息荒く史上初のキットカーを登場させたルノー
最大の目的であるワークス参戦は成し遂げられなかった


[PLAYBACK the Rally Scene 1994-1999]
反骨のダイヤモンド
そこに未来はあったのか

RALLY CARS


キットカー規定の第一号として
1995年開幕戦のモンテカルロに姿を現したクリオ・マキシ
そして、その後を引き継いだマキシ・メガーヌも
力強く張り出した筋肉質のフェンダーと甲高いエキゾーストノート
前輪にすべてを懸けるかのようなドライビングによる
スリリングな挙動で、多くの観客を虜にした
コルシカのワインディングに
フレンチアルプスのヘアピンに
情熱のかけらは今もなお残されているはずだ


[Interview with KeyPerson]
パトリック・ランドン
「今度も“F1”に潰された」

RALLY CARS


5ターボを擁したグループB時代、ルノーの活動の主軸はF1
WRCフル参戦に十分な資金が巡ってくることはなかった
時は巡り、ラリー部門を仕切るランドンはグループAを活気づけるべく
“キットカー”という魅力的な車両の提案を行った。しかしその道筋に
再び立ちはだかったのが“F1”の壁。その活動は最小限に密まった


Jean-Francois Linere & Gilles Lallement
駆け抜けた日々
グループA時代のラリー活動を牽引した
ふたりが語るキットカー開発の推移

RALLY CARS


キットカー時代、同じフランスのプジョーやシトロエンと比べ
予算的には決して恵まれた環境とは言えなかったルノーのラリー部門
それでもチーム代表ランドン同様、情熱を持ったスタッフたちは
限られたリソースをなんとかやりくりしてクリオ・マキシと
マキシ・メガーヌを送り出し、多くのカスタマーを獲得していた
その苦闘からもう30年、軸だったふたりが内情を語ってくれた


その男、クルマ選ばず。
ジャン・ラニョッティ、“天賦”の肖像

RALLY CARS


クルマを手にしたその日から、ラリーだけでなくサーキットでも
ライバルを圧倒するテクニックを披露してきたジャン・ラニョッティ
迎えたキットカー時代、あらゆるマシンを手なづけてきた彼に訪れた転機
高音を響かせ、パワーに勝るライバルを追いまわすことは叶わなかった
天賦の才を欲しいままにした“ジャノー”、そのキャリアをたどる


フランス生まれ、英国育ち。
独自のグラベル用「ナロートレッド」導入
英国選手権2連覇、ルノーUKとオートメカ

RALLY CARS


フランスのターマックラリーをメインターゲットに開発されたクリオ&メガーヌ
ルノーUKは、この舗装専用車でイギリスラリー選手権制覇を目論む
しかし、最新キットカーを持ち込んで勝てるほど、簡単なミッションではなかった
開発・参戦を担当したフランスの「オートメカ」はいかに難題を解決したのか
初勝利まで3年、初タイトルまで4年を費やしたチームの奮闘を追う


笛吹けど踊らず
未遂に終わった“キットカー・クーデター”

RALLY CARS


すべてが計画どおりに進んでいたなら
WRCにはキットカーが君臨していたかもしれない。
しかし、現場主導で勝ち取った成果は、
上層部の思惑で反故にされてしまう。
ただしルノーとプジョーでは、その後の道が分かれた


Renault Clio MAXI & MAXI Mégane
Result Encyclopedia 1995-1997
イラストで見る、ルノークリオ・マキシ&マキシ・メガーヌ全記録

RALLY CARS


新たなキットカー規定に則り、ルノーは1995年モンテカル口に
いち早くクリオ・マキシを送り込み、翌年には本命モデル、
マキシ・メガーヌを投入する。しかし、ルノー本社から本格参戦への
ゴーサインは得られず。4WDターボ勢を相手に得難いスピードを見せながら、
散発的な参戦に留まった。


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CONTENTS

Foreword

変革の目指した先

理想と現実のギャップ

自らの首を締めた
「ターマック・スペシャル」

[PLAYBACK the Rally Scene 1994-1999]
反骨のダイヤモンド
そこに未来はあったのか

[Interview with KeyPerson]
パトリック・ランドン
今度も“F1”に潰された

Jean-Francois Linere & Gilles Lallement
駆け抜けた日々
グループA時代のラリー活動を牽引した
ふたりが語るキットカー開発の推移

クリオ・マキシの前日譚❶ クリオ16S、奮闘す

マキシ・メガーヌでコルシカを制覇
舗装マイスター、フィリップ・ブガルスキー
遅咲きの大輪、覚醒前夜

その男、クルマ選ばず。
ジャン・ラニョッティ、“天賦”の肖像

クリオ・マキシの前日譚❷ 神技の目撃者

クリオ・マキシの前日譚❸ わずか200ccされど300cc

フランス生まれ、英国育ち。
独自のグラベル用「ナロートレッド」導入
英国選手権2連覇、ルノーUKとオートメカ

笛吹けど踊らず
未遂に終わった“キットカー・クーデター”

Renault Clio MAXI & MAXI Mégane
Result Encyclopedia 1995-1997
イラストで見る、ルノークリオ・マキシ&マキシ・メガーヌ全記録

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