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WRCカナリア諸島:シュコダ・ファビアRSラリー2で臨む福永修「目標はマスターズカップ優勝」

©Keiko Ito

今週開催されるWRC第4戦ラリーカナリア諸島(スペイン、ターマック)には、全日本ラリー選手権に出場する福永修/齊田美早子も出場。シュコダ・ファビアRSラリー2を駆り、未知のステージに挑む意気込みを語った。


──レッキを終えてみて、感触はいかがでしたか?
レッキは順調にこなせました。これまで出場したヨーロッパのターマックラリーに比べて比較的コーナーをカットする部分が少ないので、カットに慣れていない日本人からすると、ありがたいですね。コーナーをカットすると砂利が出て、路面のグリップが極端に変わってしまいますが、その辺の差が出にくいという面では、ここ数年WRCにチャレンジさせてもらっている中で一番な道やな、と思いました。やはり路面がクリーンな状態を保てて、かつグリップ差が少ないという意味では、いいなと思います。イープルみたいにジャンクションが多いと、見間違いも多くて……。

──似ているから難しいですよね。
海外の道は日本に比べて速度差がありますし、イープルは特に紛らわしいジャンクションが多く、視界優先で走ってしまうとミスしやすいというのがあったのですけど、今回はそういうことが比較的なさそうな道なので、楽しみだなと思っています。

──今回のラリーに出場しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか。
YouTubeとかでERCを見ていて、いつか走ってみたいなと。ただ、各スポンサーさんとかも含めて、なかなかERCへのチャレンジというのは難しくて。でもこのタイミングでWRCになったので、もう今しかないと思って参戦を決めました。ヨーロッパのターマックイベントはすぐに入れ替わる可能性もありますし、あとは日程的な面ですね。JRCAの会長も務めているので、全日本ラリー選手権をないがしろにはできません。昨年の9月頃から調整していたのですが、タイミングが良かったというところですね。

──今回の目標はどのように考えていますか?
まずはマスターズカップで優勝すること、そこを目標にやりたいというのが一番ですね。これまでもセントラルヨーロッパやイープルなどに参戦してきましたが、マスターズカップで優勝するというのはひとつの目標としています。FIAが50歳以上のドライバーを対象としてそういう選手権を作ってくれたというのもタイミングが良かったし、やる意味とか意義ができたので、参戦する意欲になりました。
(Keiko Ito)



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