WRCカナリア諸島:カッレ・ロバンペラ「自分のなかでも指折りの勝利」日曜日コメント集 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCカナリア諸島:カッレ・ロバンペラ「自分のなかでも指折りの勝利」日曜日コメント集

©TOYOTA

WRCカナリア諸島(ターマック)、フィニッシュ後の各ドライバーからのコメント(抜粋)。タイム差がつきにくいターマックラリーで、WRC8冠王者に50秒以上の大差をつけて圧勝を飾ったトヨタのカッレ・ロバンペラ。全18SS中、14SSでベストタイムと文句なしの快勝をキャリアのなかでもトップクラスと評した。

*カッコ内は順位の前日比
*獲得ポイントは総合順位+スーパーサンデー+パワーステージ

[トヨタ・ガズーレーシングWRT/WRT2]
トヨタGRヤリス・ラリー1

カッレ・ロバンペラ/総合優勝(=)
スーパーサンデー順位:1位
パワーステージ順位:1位
獲得ポイント:25+5+5=35
「自分たちにも、チーム全体にとっても、素晴らしい週末だった。また1-2-3-4のような結果を収められたことは、かなりアメージング。自分たちは、ひたすらドライビングを楽しんでいた。マシンは非常に速かったので、こんなに素晴らしいプリペアをしてくれたチームのみんなには最大級の感謝を贈りたい。ヨンネ(ハルットゥネン、コ・ドライバー)も素晴らしい仕事をしてくれて、良い走りもできたので、自分のなかでも指折りの勝利かもしれない。このレベルの戦いで、週末を通してこんなに安定して速いなんて、滅多にあることではない。今日は最大限のポイントを獲ることが目標だったし、絶対に果たさなくてはならなかった。エルフィンとはまだ大差がついているが、少なくとも一歩近づいたし、取り組みを続けていく」

セバスチャン・オジエ/総合2位(=)
スーパーサンデー順位:2位
パワーステージ順位:2位
獲得ポイント:17+4+4=25

TGR WRT / McKlein

「トップ4を独占できて、チームとしてアメージングな結果。毎回できることではないし、この事実には満足するべきだ。自分たち的には2位というのは好みの順位ではないけど、それでもいいリザルト。かなり良いラリーをしたと思う。すごく楽しかったし、マシンもドライビングが楽しかったので、この週末、最高の武器を用意してくれたチームに心から感謝している。カッレとヨンネの速さは手が付けられなかったが、それでも自分たちにはとてもポジティブな週末だったし、チームのために最大限のポイントを確保することができた」

エルフィン・エバンス/総合3位(=)
スーパーサンデー順位:3位
パワーステージ順位:3位
獲得ポイント:15+3+3=21

TGR WRT / McKlein

「チームが素晴らしい戦いをした週末だったし、GRヤリス・ラリー1のパフォーマンスは驚異的だった。このラリーへの試練を理解してマシンをプリペアして新しいタイヤにも対応するなど、最高の仕事をしてくれたチームには心から感謝している。カッレは本当にお見事。彼のペースにはこの週末、誰も対抗することができなかった。セブもお見事だった。もちろん、彼らの後塵を拝したし、同じマシンなのに勝利を争えなかったので、自分的には完全には満足できないが、それでも高ポイントを獲得できたので、このことには喜ばなくてはならない」

勝田貴元/総合4位(↑)
*マニュファクチャラーズ選手権外
スーパーサンデー順位:4位
パワーステージ順位:6位
獲得ポイント:12+2+0=14

TGR WRT / McKlein

「このような素晴らしい結果を残したチームの一躍を担えたことを、とても誇らしく思います。また、これだけ素晴らしいマシンプリペアを行ってくれたチームのみんなに感謝します。週末をとおしてマシンがとても運転しやすかったからこそ、これまで出たことのないような初めてのラリーで1-2-3-4フィニッシュを達成できたのだと思います。自分的には、もっと上位でフィニッシュできたら良かったのですが、それでも大きなドラマもなくいいラリーができたので、次のイベントに集中して改善を続けます」

[ヒョンデ・モータースポーツ]
ヒョンデi20Nラリー1

アドリアン・フルモー/総合5位(=)
スーパーサンデー順位:5位
パワーステージ順位:4位
獲得ポイント:10+1+2=13

Hyundai Motorsport GmbH

「今回の内容から、ポジティブなことはいくつかあって最終ステージでチーム内のバトルで勝てたことは素晴らしかったが、もちろん望んでいたような結果ではない。今回のようなラリーからは、多くを学んで将来に向けてのステップにつなげることもできる。このチームでならそれができる、という自信を持っている。いくつかポイントを獲ることもできたのは良かったし、また強くなるためにプッシュを続ける」

オィット・タナック/総合6位(↑)
スーパーサンデー順位:6位
パワーステージ順位:7位
獲得ポイント:8+0+0=8

Hyundai Motorsport GmbH

「このような厳しい週末を、どのように言い表していいのか分からない。この3クルー同士としても、最悪だったと思う。誰ひとり、上位で争うことができなかった。気温が高くなるとさらにアンダーがキツくなってトリッキーだったし、マシンの動きが悪いとプッシュすることに苦戦した。自分たちの宿題をしてこなかったし、イベントに向けての準備が足りなかったということ。そしてトヨタは、ハードルをかなり上げてきた。素晴らしい仕事だったよ」

ティエリー・ヌービル/総合7位(↓)
スーパーサンデー順位:10位
パワーステージ順位:5位
獲得ポイント:6+0+1=7

Hyundai Motorsport GmbH

「自分たちにとっては、いい週末ではなかった。すごく苦戦したし、状況を変えるために必死に頑張ったが、試したことのすべてがうまくいかなかったようだ。何がこのような問題を引き起こしたのかを突き止めることを続け、より強くなって戻ってこなくてはならない。苦戦はしていたが、それでもチームは戦い続けた。今日のパンクはツキがなかったが、それがなければまずまずの結果を残せていたかもしれない。今回は、もっと良い内容を期待していたが、現実にならなかった」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・プーマ・ラリー1

グレゴワール・ミュンステール/総合11位(↑)
スーパーサンデー順位:7位
パワーステージ順位:8位
獲得ポイント:0+0+0

M-SPORT

「イベント前のテストでは多くのことを学んだが、悲しいことに何かが違ってしまい、現地についてコンポーネントをシーリングしてからは、試したり解決したりすることがあまりできなかった。そんな時もあるが、週末の間は絶対にあきらめなかったし、これからも解決策を探し続けていく。願っていたような結果を出せなかったのは明らかだが、あきらめなかったことは一番重要なことだ。数週間のうちに迎えるポルトガルのグラベルでは、勢いを取り戻すことを楽しみにしている。イベントの主催者には、素晴らしい運営をしてくれて感謝を伝えたい。あんなにたくさんのファンが来てくれたのは、アメージングだった。ステージは試練だったが、おかげで週末が素晴らしく楽しいものになった」

ジョッシュ・マカリアン/SS14でラリーリタイア

Jaanus Ree / Red Bull Content Pool

「この島では、たくさんの思い出ができたね! 序盤は難しかったが、3日間をとおして全体のパッケージをまとめるために少しずつ前進をし始めた。今日のことは本当に残念だった。少し攻めすぎたペースノートにしたために、速度が高すぎてワイドになってガードレールに突っ込んでしまった。ミスをしてしまって、チームには申し訳なく思う。今回は、マシンや自分のドライビングについてたくさんのことを学んだ。自分が慣れているグラベルに戻るのを楽しみにしている。色々なことが自然にできると思うし、今回よりもプッシュできると思う」



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