
©Keiko Ito
WRC第4戦カナリア諸島でWRCマスターズカップで3位表彰台を獲得した福永修。マスターズカップで2度のベストタイムをマークする速さを見せて、表彰台の一角を射止めた。ラリー終了後のコメントをお届けする。
──表彰台おめでとうございます。今回の感触を聞かせてください。
前半から安全側に振りすぎていたところもあって、徐々にペースを上げていきました。今回はどうしても完走したかったというのが大きかったです。次のWRC参戦はどこかまだ分かりませんが、ラリージャパンは間違いなく出るので、そこでしっかりポイントを獲れるように、結果につなげていきたいと思います。
実はね、海外ラリー参戦し始めてもう何度も出場していますが、ちゃんと完走したのは初めてなんですよ。
──それは「やった!」という感じですね。
そうなんです。シェイクダウンでちょっとぶつけたというのはありましたが、でも逆にそれが効いて、ここにたどり着けたのではないかと思っていますし、まずは目標達成というところはありますね。
──その要因はどのあたりにありますか?
やはり前半を安全に振ったところもあったので、完走したいという気持ちが強くなっていきました。セッティングを変えてタイムを出していくということもありましたが、途中の林道でマスターズカップのベストを出せた場所もあったので、やはりこうなんだ、という正解が少し見えたということも今回の成果です。
──WRCはラリージャパン以外は今シーズンは難しいですか?
WRCに関しては難しいですが、これを全日本ラリー選手権につなげていきたいという思いもあります。5月にはラリー飛鳥という超地元のラリーもあるので、引き続き全日本のチャンピオンも目指していきたいと思っています。
(Keiko Ito)