[更新日]:
2011年07月18日
かつてない●●のRALLY&CLASSICS「ランチアの矜持」
いかにシトロエンとセバスチャン・ローブが驚異的な強さを見せているとしても、歴史的に見ればその上を行く存在があります。それがランチアです。
WRC設立以前から世界のラリーで活躍し、時代の変わり目には時には他社を圧倒するマシンを生み出し、時にはそのカテゴリーそのものさえ消してしまうほどの影響力を持っていたランチア。今ではとても存在感の小さい自動車メーカーですが、ラリー界におけるランチアのブランドは色あせることはありません。
編集部たけぶぅ個人は「セガラリー」でST205セリカとともに選べたランチア・デルタのかっこよさに憧れ、総合優勝すると使えるストラトスに歓喜しました。ラリーの楽しさを知ったのもこのゲームだったりします。
それはさておき。
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タイトルの「かつてない●●」は、その「厚み」です。写真のようにノートパソコンと比べてもこの厚み! ……って分かりにくいですよね(笑)。
これまでのRALLY&CLASSICSと比べて、かなりの厚みになっています。ボリューム的にも満足していただけるはずです。
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そして、今回のRALLY&CLASSICSでのおすすめ記事は、いずれも書き下ろしとなっている、チェザーレ・フィオリオインタビュー、そして巻末にある小さなコラム。
ランチアを知る者にとってランチアの絶対的な強さの秘密を知るために、当時どんなチームであり、どんなマシンをどんなドライバーが操っていたのか、今回はとても貴重な言葉がたくさん詰まっています。
最後にあるコラムでは、ランチアファンの頭をズガーンと打ち抜いてくれるような事実が語られています。
スポーツとしてのWRC、世界的なプロモーション活動としてのWRCで、「勝利」がどれほどの価値を持ちどれだけの影響力を持つか、そのために何をするか。ランチアがラリーを去ってしまった今だからこそ語れる赤裸裸な内容は必読です!