[更新日]:
2010年01月11日
【アンケート結果発表】2010年シーズン、キミ・ライコネンは勝てるか?
あけましておめでとうございます。WRC PLUS編集部のヨンカイです。
気がつけば昨年末以来の更新……もうすっかり松も取れ、本日は鏡開き(場所によってはもっと早かったり遅かったりだと思いますが)ですね。
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早速前回のアンケート結果を振り返ってみましょう。
「2010年シーズン、キミ・ライコネンは勝てるか?」と、なんともまあ世界チャンピオン様を捕まえて上から見下ろした質問ですが、結果は……。いきなりは無理でしょ(71.4%)
もちろん勝てる!……と思う(28.6%)と、大半の方が難しいのではないかと予想していますね。もっとも、今回は勝てるか否かという質問だったので、勝てないという意見の中にもいろんな見方があると思います。ここでひとつ昨年のラリーフィンランドでのデータを出してみましょう。
フィンランドでライコネンがドライブしたアバルト・グランデプントS2000は、車両区分で言うとN4クラスにあたります。つまりタイムを計る目安はPWRC勢ということになりますね。ライコネンがリタイアするまでのSSクラス順位を並べてみると……。
SS1 (2.06km)/4番手 (+2″0)
SS2(22.18km)/7番手(+21″9)
SS3(13.51km)/7番手(+10″5)
SS4(13.64km)/6番手(+15″1)
SS5(13.92km)/3番手 (+6″3)
SS6(22.18km)/3番手(+13″2)
SS7(13.51km)/5番手(+11″9)
SS8(13.64km)/2番手 (+4″6)
SS9(13.92km)/2番手 (+3″4)
SS10 (2.06km)/6番手 (+3″8)
SS11(21.35km)/6番手(+32″2)
SS12(20.94km)/5番手(+24″9)
SS13(14.95km)/5番手(+20″4)
SS14(21.35km)/4番手(+17″5)
SS15(20.94km)/3番手(+26″7)
SS16(14.95km)/4番手(+23″8)
SS17(12.75km)/2番手 (+9″0)
SS18(10.35km)/2番手 (+3″3)
SS19(29.29km)/転倒リタイア
カッコ内はSSクラストップとライコネンの差クラス2番手が4回、3番手が3回、4番手が3回、5番手3回、6番手3回、7番手2回。一番時計こそないものの、ペースノートに頼らない有視界走行(ライコネン自身は『まだ眼で見てドライブしている』と言っていました)でユホ・ハンニネンやアントン・アレン、パトリック・フローディンとやり合うなんてのは並みのドライバーには到底無理なハナシです。
しかも、走り切った18ステージのうち10本はトップと1kmあたり1秒以下の差という驚異のスピードを見せています。特に目覚ましいのがSS9の3.4秒差というタイム。このSSトップはシュコダ・ファビアS2000を駆るハンニネンでしたが、タイム差は1kmあたりなんと0.24秒!
このヒト、今後ペースノート走行をマスターした日にはどれだけ速くなってしまうんでしょうか……。
それを考えると、参戦初年度の今年は勝利は難しくとも、表彰台を狙えるようにはなるんじゃないかと思ってしまいます。上位を争うドライバーは多い方が面白いですからね。気が早いですが、来年以降の参戦も期待したいところです。現在のアンケートは、あと1週間後に迫ったラリーモンテカルロの勝者予想です。フィエスタS2000に乗るヒルボネンか、前大会の勝者セバスチャン・オジエか、はたまた2009年チャンピオンのクリス・ミークか、シュコダに移籍したニコラ・ブイヨーか。
投票締め切りは18日の18時までとなっています。皆様ふるってご投票くださいませ。