WRCモンテカルロ・ポスト会見「好バトルを打ち消してしまう残念な例」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCモンテカルロ・ポスト会見「好バトルを打ち消してしまう残念な例」

 

WRCラリーモンテカルロのフィニッシュ後に行われたイベントカンファレンスの内容。注目のローブとの対決も、スタート順の違いから直接バトルにならなかった原因となった走行順ルールを、勝者オジエは悔やみながら批判した。
(抜粋)

●WRCポストイベントカンファレンス出席者
1位:セバスチャン・オジエ=SO(フォルクスワーゲン・モータースポーツ)
1位:ジュリアン・イングラシア=JI(フォルクスワーゲン・モータースポーツ)
2位:ヤリマティ・ラトバラ=J-ML(フォルクスワーゲン・モータースポーツ)
2位:ミーカ・アンティラ=MA(フォルクスワーゲン・モータースポーツ)
3位:アンドレアス・ミケルセン=AM(フォルクスワーゲン・モータースポーツII)
3位:オーラ・フローネ=OF(フォルクスワーゲン・モータースポーツII)
ヨースト・カピート=JC(チーム代表、フォルクスワーゲン・モータースポーツ)

Q:
自身25回目の優勝、おめでとう。これで、コリン・マクレーの勝利数と並んだ。モンテはいつもチャレンジングだが、今回はどれくらいタフだったのか。
SO:
本当にいろいろな理由でスペシャルだよ。勝利数について、コリン・マクレーと並んだのは大きな意味を持つ。彼は多くのラリードライバーにとっての憧れの存在だし、今でもたくさんの子どもたちがプレイステーションで楽しんでいる。また、今年の滑り出しを勝利で飾れたことも大きい。何よりもうれしいよ。昨年はたくさんの勝利を飾ることができて、新しいシーズンも優勝で始められたんだから、パーフェクトと言う以外にない。とてもトリッキーなラリーで、壮大なチャレンジだったけど、だからこそ達成感も大きい。

Q:
これまでで最も難しいモンテだったか?
SO:
ここ何年かは、本当に難しいモンテはあまりなかった。2006年だったかな?それから2007年、2008年はどちらかというと舗装ラリーという感じで僕は観戦していた。2009年から参戦するようになって、このラリーはトリッキーになることが多いというイメージだった。みんな、難しいモンテが好きだし、マシンの中にいると走り過ぎるまではそんなことは言えないけどね。雪の上をスリックタイヤで走るような難しいコンディションに直面すると、厳しいよね。間違いなく一番難しいラリーのひとつだ。

Q:
序盤はローブといいバトルを展開していた。彼がリタイアしてからはリードに立った。復帰してきた彼の速さには驚いたか?
SO:
ラリー前の僕のコメントを覚えているかい? ローブは上位に来ることは間違いないって言ったんだよ。そして彼はその通りにした。でも、それが当たり前だってことではない。普通ではできないことだ。だからこそローブなんだ。彼は復帰戦ですぐに速さを見せた。僕たちも反応しなくてはならなかった。落ち着いたリズムでスタートしたが、すぐに大差がついた。コンディションはそうよくはなかったから、賢明にコンディションを待ったんだ。唯一悔やまれるのは、スタート順が違ったから直接対決にならなかったことだ。昨年、僕はこのことを指摘して、ルールに対して全力で戦ってきた。ドライバー同士の接戦を殺してしまう、最初の例になってしまった。ここに座っているチームメイトにも同じ事が起きると確信しているよ。本当に残念だ。素晴らしいバトルができるドライバーが揃っているんだからね。改善できる方法はあるが、横に置いておくよ。このことについては、あまり話したくない。

それでも、ローブが参戦してきたことはうれしかった。彼がいると、全力で戦わなくてはならないことを思い出す。とてもエキサイティングだったよ。ラリー前、僕は他のドライバーのことも忘れていないと言ったけど、ここではセブより僕らが少しだけ速くて、他のみんなとも差がついた。最終的に、彼が小さなミスをして、僕のラリーは変わった。自分でラリーを引っ張らなくてはならずもっと難しくなったけど、それについては文句はないよ! スプリットがなかったから、もっと大変だった。土曜日はリズムが崩れていたが、これも修業だ。もちろん、シーズンの途中では、コントロールが難しい局面ももっと出てくるからね。

Q:
ACMから素晴らしいトロフィーが贈られたが。
SO:
他の主催者に気付いてもらうためにも、いいアイディアだと思うよ! シーズンの中で最高のトロフィーだし、本物だよ。プラスチックじゃないんだ! 3つめだけど、これを贈られたことを誇りに思うよ。

Q:
ジュリアン、シーズンのスタートとして最高の形だ。厳しい週末だったが、いい気分では?
JI:
素晴らしい週末だった。モンテカルロはどのチームにとっても非常に過酷なラリーだ。ここにいる3人のコ・ドライバー全員にとってもね。ミスなしに走り切って、みんなハッピーだよ。シーズンは、いい形で滑り出した。昔からの友人、ダニエル(エレナ)とも再会するいい機会にもなったよ。新しいマシンを投入できて、冬の間の取り組みが既に結果に表れて、満足しているよ。戦いはタフになる・クリス・ミークはとてもいいタイムを出したし、タイヤについても違う戦略も取ってきた。今年はいいシーズンになるよ。

Q:
アイスノートクルーとの連携は?
JI:



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