X-raidからMINI ALL4 RACINGでオフロードラリーに参戦することを発表したミッコ・ヒルボネン。7月24日にスペインで開幕したワールドカップ・フォー・クロスカントリー・ラリー第6戦バハ・アラゴンで実戦デビューを迎え、25日にレグ2を終えた時点で総合2位と好発進した。
今回のバハ・アラゴンには計657.80kmのSS(セレクティブ・セクション)が設定され、24日にはSSSの1本、レグ2に2本、レグ3に1本という構成となっている。ロードセクション198.46kmを加えた総走行距離は856.26kmだ。
初めての実戦走行となった24日の開幕SSSでは、5番手タイムと堅実な滑り出しを見せたヒルボネン。25日になると、SS1でセカンドベストを叩き出して総合3位に浮上。SS2もサードベストでまとめ、この日を総合2位で折り返した。
「本当にタフだった、信じられないステージだよ! 今日はフィニッシュ手前50kmでパンクもあったけど、順調だった」とヒルボネン。
首位はチームメイトのナニ・ロマ。SSSでベストタイムをマークしたナッサー・アルアティヤは、このイベントでシリーズ首位浮上を目指していたが、SS2でパンク。スペアタイヤがなかったことからチームが救出に向かわなくてはならなくなり、ペナルティが大きすぎるため最終日はスタートしないことを決めている。