財政不安に伴う情勢が心配されるギリシャでは、10月9−11日にERC戦の開催がカレンダーに含まれているが、ギリシャ自動車連盟(OMAE)は予定通り開催を行うことを発表した。またイベント名称を、これまでの「ラリー・オブ・グリース」から、WRC戦での名称としても長く親しまれてきた伝統の「アクロポリス・ラリー」に正式に戻ることになった。
ユーロ離脱も視野に入れるほど深刻な情勢の中、OMAEはアクロポリス・ラリーを国際格式で開催を継続させるために、何ヶ月にも渡って奔走してきたという。今回、予定通りに基準を満たした開催を行う事ができれば、2016年の開催も視野に入ってくる。
OMAE総裁のディミトリス・ミケラカキスは「開催自治体、連盟、主催者、スポンサー、すべてが、アクロポリス・ラリーを成功させ、我が国がまだ国際格式のイベントを行う事ができると見せられると信じている」とコメントした。
一方、ERCコーディネーターのジャンーバティストゥ・レイは「OMAEの状況を慎重に見守ってきたが、2014年のワールド・モータースポーツ・カウンシルから予定されていたアクロポリス・ラリーとしての開催することが確定し、本当にうれしく思う」とコメント。