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WRCモンテカルロ2日目、ローブまさかのストップ!

 

WRC開幕戦は競技2日目。サービスパークの置かれたギャップを中心に、3SSをループする構成となっている。

この日のオープニングステージとなったSS3ではシトロエンのセバスチャン・ローブがトップタイムを獲得したが、SS4、SS5ではフォードのロバート・クビカが連続ベストタイムをたたき出す。SS4で多くのスタッドが脱落していたにもかかわらず、非凡な速さを見せた。

一方、SS5ではトップのローブが大きくタイムロスを喫し、総合2番手につけるセバスチャン・オジエ(フォルクスワーゲン)との差はわずか3秒に。ラリーは一挙に緊迫感を増してきた。

サービスをはさんで午後のステージ、SS6はローブがベストタイムを獲得。オジエを突き放しにかかる。しかし続くSS7でローブはハーフスピンを喫し、このSSで2番手タイムをたたき出したオジエと首位を入れ替えることに。

トップのオジエと総合2番手のローブ、8秒差で迎えたこの日の最終ステージで、ローブはマシンをヒットさせてしまい大きくタイムロス。その後サービスへと向かうロードセクションで走行を続けられなくなり、デイリタイアを決めた。

ローブは総合15番手まで後退。首位のオジエからは10分8秒の遅れとなっており、挽回は厳しい状況だ。

これにより、首位オジエに続く2番手にヤリ‐マティ・ラトバラ、3番手は前日7番手のアンドレアス・ミケルセンが浮上とフォルクスワーゲンがトップ3を独占するかたちになった。4番手はフォードのオィット・タナック、5番手にはシトロエンのマッズ・オストベルグ、6番手にフォードのエルフィン・エバンスという順位になっている。4番手のタナックから7番手のティエリー・ヌービルまではそれぞれ15秒前後の差となっているため、残り2日で順位の入れ替わりもありそうだ。

競技3日目はギャップで昼のサービスを終えてからモナコへと移動。SS10は今大会最長となる51.70kmというステージが待ちかまえており、なにかが起きる可能性もある。

ラリーモンテカルロ 暫定総合順位(SS8後)
1.セバスチャン・オジエ(フォルクスワーゲン) 1:52:07.4
2.ヤリ‐マティ・ラトバラ(フォルクスワーゲン) +1:45.4
3.アンドレアス・ミケルセン(フォルクスワーゲン) +2:34.8
4.オィット・タナック(フォード) +2:44.4
5.マッズ・オストベルグ(シトロエン) +3:02.9
6.エルフィン・エバンス(フォード) +3:15.2
7.ティエリー・ヌービル(ヒュンダイ) +3:29.9
8.ダニ・ソルド(ヒュンダイ) +4:03.0
9.マルティン・プロコップ(フォード) +4:59.6
10.ヘニング・ソルベルグ(フォード) +6:38.9



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