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WRCフィンランド:ラトバラ13.2秒リードで最終日へ

©VOLKSWAGEN

WRCラリーフィンランドは競技3日目を終えて、フォルクスワーゲンのヤリ‐マティ・ラトバラが総合首位を堅持、僅差の2番手に迫るセバスチャン・オジェを突き放し、その差を13.2秒とした。

この日行われたのはSS11〜18の計8SS。ホストタウンのユバスキラ西部に設けられた4SSを2度走行する設定となっている。最終日は14.13kmのSSを2度走行するのみとなっているため、首位争いのふたりにしてみれば、この競技3日目で決定的なリードを築いておきたいところだ。

午前中の4SSはラトバラとオジエがふたつずつのベストタイムを獲得するスクラッチバトルとなった。この日のスタート時点で2.6秒あったふたりの差は、SS14までを終えた段階で3.0秒。3番手のクリス・ミークを30秒以上引き離し、目まぐるしく変わる天候のなか、ふたりの戦いは熱を帯びていく。

午後のオープニングステージとなったSS15を奪ったのはオジエ。続くSS16ではラトバラが取り返す。このSSでは3番手のクリス・ミークが左前輪を破損しリタイアとなり、チームメイトのマッズ・オストベルグが表彰台圏内に浮上した。勢いに乗るラトバラは、SS17、SS18ともにベストタイム。ラトバラは13.2秒のリードをもって最終日に挑むこととなった。

競技最終日に残されたステージはSS19とSS20のふたつ。同じステージを2度走行し、最後のSS20はパワーステージとなる。距離はいずれも14.13kmという短めの設定とされ、ミスを取り返す余裕はない。SS19は8月2日16時43分(日本時間)スタート予定。また、wrc.comの有料版である『wrc+』では日本時間の19時よりライブ中継を行なう予定となっている。

【SS18後暫定総合順位】
1.ヤリ‐マティ・ラトバラ(フォルクスワーゲン) 2:20:20.6
2.セバスチャン・オジエ(フォルクスワーゲン) +13.2
3.マッズ・オストベルグ(シトロエン) +1:28.0
4.ティエリー・ヌービル(ヒュンダイ) +3:26.5
5.オィット・タナック(フォード) +4:19.1
6.ユホ・ハンニネン(フォード) +4:21.0
7.マルティン・プロコップ(フォード) +5:41.2
8.エサペッカ・ラッピ(シュコダ/R5) +6:32.6
9.ポンタス・ティデマンド(シュコダ/R5) +7:55.9
10.ロレンツォ・ベルテッリ(フォード) +8:56.8



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