フォルクスワーゲン・モータースポーツは2015年度の体制発表会を行い、ポロR WRCの2015年モデルが公開された。
すでに伝えられているとおり、クルーは過去2年間同様、セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア、ヤリ‐マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ、アンドレアス・ミケルセン/オーラ・フローネの6名で変化はなし。
大きく変わったのはそのカラーリングで、レッドブルの紺色を全面的にベースカラーに使用。ボディサイドからリヤにかけて白に切り替わる、フィエスタの逆パターンとも言えるツートンカラーとなっている。また、以前からボディサイドにあった「R」のロゴがコーポレートエンブレムへと変更されている。
フロント下部のグリル部分には、これまでなかった「POLO」の文字が刻まれ、ベースモデルのポロの名称の押し出しが強くなっている。2014年12月のモンテカルロ向けテストの段階からリヤウイングのスプリッターは消えており、それがそのまま実戦仕様となるようだ。
同時に、2015年から解禁されるパドルシフトも公開された。ステアリング右手裏側に用意されたパドルは、片手で前後に動かすことによってシフトを操作するタイプとなっている。