マッズ・オストベルグのマシンで急遽ラリー・オーストラリアに出場することになったステファン・ルフェーブルに心境を聞いた。
今回はもともとレッキのみ参加の予定であったため、急遽シェイクダウンで自分に合わせたセッティングにマシンを調整しなくてはならない。少し緊張気味のステファンに3つの質問をぶつけてみた。彼自身は初めてWRカーで出場したドイツで10位に入るなど上昇気流に乗っており、シトロエンも成長を期待するフランス人ドライバーだ。
Q:今回は急に出場することになったのですが、気分はどうですか?
A:とてもうれしいよ! 僕にとっては最高の機会だ。今年の僕のプログラムではオーストラリアだけが出場しないことになっていたから。マッズにとっては不運だけど、僕にとっては幸運な状況になった。ワールドラリーカーでグラベルは走ったことがないのでいい経験になるし、少しずつ学んでいく。
Q:オーストラリアでの走りにおいて難しいのはどのような点ですか?
A:ヨーロッパとは異なるグラベルの種類だ。下生え(木の下に生えている草や低木)のあるセクションはとても高速でマシンのハンドリングを把握することが先決だ。その後は徐々に学ぶ部分を増やしていく。
Q:オーストラリアでの目標は?
A:それはチームが設定してくれる。ミスをせず、できるだけ長い距離を走りきってトラブルなくフィニッシュすることだ。
このインタビュー後に行われたシェイクダウンで、ルフェーブルはオジエから4.0秒遅れの10番手タイムと、まずまずの滑り出しを見せた。