トヨタは、2017年から開始するWRC参戦に向けた推進体制を発表。チーム代表として、トミ・マキネンを迎えることを発表した。
参戦チームの名称は「TOYOTA GAZOO Racing」とし、チーム総代表に豊田章男トヨタ自動車社長が就任する。また、チーム代表としてトミ・マキネンを迎え、2017年の参戦に向けて、参戦車両の開発など推進体制を強化していく構えだ。
体制発表に当たり、チーム総代表を務める豊田は「お客様が普段走る『道』を舞台に、いかに速く走るかを競うラリーは、もっといいクルマをつくりたいと願う私どもトヨタにとって最高の場であり、中でもその最高峰であるWRCは、世界の道を知る上で最適な舞台であると考え、その道に再び挑むことを決意した」と改めてWRC参戦への意思をコメント。
「この素晴らしい競技を守り続けてきた他の自動車メーカー、参加者、競技関係者そしてファンの皆様に敬意を表しながら、トヨタはラリーに再び挑戦する。」
マキネンは昨年、豊田社長の依頼を受けて、トヨタの4WD仕様GT86を製作。トミ・マキネンレーシングの拠点であるユバスキラの私有地で自ら走行を体験した他、直後に開催されたWRCフィンランドでは、SS7の前半を競技車が走行する前にマキネンが走行を披露するというサプライズを見せていた。