フォルクスワーゲン・モータースポーツは、10月1日に開幕するWRCコルシカ戦に向けて、事前テストを実施。しかし、2日目にヤリマティ・ラトバラが、タイトな左コーナーでコースオフした後、木に突っ込む大クラッシュ。ラトバラとコ・ドライバーのミーカ・アンティラに怪我はなかったが、マシンのダメージが激しく、チームはマシン修復を行うためテストを中止することを決断した。予定ではこの後、タイトルを確定したばかりのセバスチャン・オジエが2日間、その後アンドレアス・ミケルセンが1日、テストを行うことになっていた。
WRCフランス戦がコルシカで開催されるのは2008年以来。母国戦となるオジエは、WRカーでツール・ド・コルスに参戦した経験はなく、最後に参戦したのはJWRCにシトロエンC2 S1600で2位に入った2008年。ミケルセンはIRCとして開催された2012年にシュコダ・ファビアS2000で参戦したのが最後となるが、オジエ同様、WRカーでの参戦経験は今年が初めて。
一方、ラトバラは、ミシュランのタイヤ開発テストとして7月にもコルシカでテストを行っていた。