ERCキプロスラリーは、9月29日にフィニッシュを迎え、ERC2では前日首位のクリストス・デモステノウス(三菱ランサーエボリューションIX)をかわして、デビッド・ボッカ(ランサーエボリューションIX)が逆転でトップフィニッシュを果たした。
しかし、フィニッシュ後にスチュワードの裁定により2分のペナルティが科された。ボッカは、フリープラクティスでテスト代わりに中古タイヤを履いて走行。今イベントでは、フリープラクティス、予選を含め使用できるタイヤが18本に制限されていたが、ボッカは制限がかかるのは予選からと規定を読み違えていたため、使用タイヤ本数の制限を超えたことでペナルティが与えられた。
この結果、ボッカはERC2部門2位に降格。2番手でフィニッシュしていたデモステノウスが部門ウィナーとして認定された。キプロス戦を終えた時点で、ボッカはERC2のタイトル争いでも2位に後退。首位ボイタック・シュタフ(スバルWRX STI)との差は、現在5ポイントとなっている。